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ホンダRVF/RC45@鈴鹿サーキット

ただいまコロナ禍第4波の真っ最中で不要不急の外出はNGとされるわけですが、実は第3波のコロナ禍が落ち着いた時期を見計らって鈴鹿サーキットに行っていたんですよ、わたし。まさかこんなにコロナ禍が長引くと思ってもいなかったもんだから、すっかり昔にように感じます。

以前も記事にしたことがありますが、わたしは鈴鹿サーキットが大好き。バイク乗りなのですがサーキットを走るわけじゃなく、主に家族とのレジャー(遊園地)目的なんですけどね。

これまでたまたまスーパーGT前日の練習走行とかに遭遇したことはあったけど、この日は初めて2輪の走行枠に遭遇。スーパーGTの迫力もすごいけど、やっぱりバイク好きとしては2輪の走行枠はとても興味深いです。当たり前だけど、走っている人みんなすっごく上手!一度くらいは走ってみたいなぁって気はするけど、ビューエルさんで走るにはいろいろと各部の消耗が気になっちゃうし、そもそもあまり高速走行には興味が無い(怖い)し、やるなら250ccクラスの現行車?でも、そんな余裕はなかなかありませんから、残念ながら今後もしばらくは縁はなさそうです。

そんな鈴鹿サーキットですが、鈴鹿サーキットに行ったら是非立ち寄りたいのが併設されている遊園地内にあるバイクの展示スペース。一般人ではなかなか見る機会のないモノホンのレーサーを、手が届くような距離で舐め回すように見れるのダ!!ガラス越しだから手は届かないけどね。

 

そんなレーサー展示コーナーですが、久しぶりに訪れたら展示車両が変わってるじゃないですか!高速走行にはあまり興味が無いけど、やっぱりレーサーはかっこいい!

 

というわけで、ホンダのRVF(RC45)なわけです。

他の車両も多少は撮影したんだけど、何故だかわたしの心を釘付けにしたのはこちらのRVF。以前訪問した時も何故だかV5のRC211VやV2のVTRばっか撮影してたし、どうやらわたしはNSRのような2スト系レーサーよりも4スト系レーサーの造形が好きみたい。

 

モノホンのレーサーって思っている以上にDIY感があって面白いですよね。最たるものはこちらのシートスポンジ。荒々しくカットしたスポンジをボンドでシートカウルにくっ付けているだけ。ボンドの色的に、使っているのはそこら辺でも売ってるコニシのボンド、G17じゃないの?って感じ。これでも機能的には問題ないですからね。むしろ余分なものがないから最軽量?

 

カウルも荒々しく切り欠きされてます。パッと見た感じだとその理由は分からないけど、何かに干渉しちゃったのでしょうか?

 

反対側が見える…ということは、クランクケースはこれよりも車体後方ってことですね。そのわりにはアンダーカウル・サイドカウルともに結構前の方まで伸びているように感じます。クランクケースとカウルの間の広大な空間は何のためだろ~?

 

…と思っていたら、まさかのこんなところにバッテリー。テプラを貼り付けているのがいかにも業務用っぽい感じ。

RVFって市販車でもこんなところにバッテリーあんの?って思って軽く調べてみた感じだと、市販車だとバッテリー位置はやっぱり一般的なシートカウル下の様子。重量バランス的にはこのラジエーター裏の方がなんだか良さそうな気がするけど、市販車ではここじゃないのってやっぱり耐久性とかメンテナンス性とかいろいろ理由があるんでしょうかね。

 

カスタムチックなドリルドは、一体何の為?ほんもののレーサーなので、もちろん”かっこいいから”っていう理由じゃないことだけは確かだと思いますが、ドリルド大好きなわたし的にはかなり好みな見た目。空力的にはマイナス要素、軽量化的にはプラス要素、でもどちらの影響も少なそうに思えますが、どうなんでしょう。

 

アッパーカウル裏には、FIの制御装置っぽいのが。なんか、ごっついですねー。ここにあるとアクセス性がとてもよいので、すっごく操作しやすそうです。

 

ラムエアダクトの装着に使用されているこのゴムバンドの部品、いいなぁ。わたしのビューエルさんでもシートカウルの脱着を簡単にできる方法を検討しているんだけど、この金具使ってみたいです。ごく一般的なパッチン金具の形に近いけど、より小さく、薄く、繊細な形状です。気になるなぁ~、手作りだったらお手上げだけど、どこの製品なんだろう。

 

カーボンローターを装着した、ものすごく高価そうなブレーキシステム。でも、こういうレーサーでもブレーキキャリパーのマウントにキャリパーサポートを使っているんですね。キャリパーサポートって剛性が落ちるから有り得ない!っていう意見を聞くことがありますが、こうやってレーサーが使用しているのを見ると、それほど気にするようなことではないのかもしれませんね。もちろんキャリパーサポートの品質次第でしょうが。

 

特徴的な片持ちスイングアーム。これは市販車も同じみたいだけど、市販車にはない荒々しい溶接痕が!

 

残念ながらコロナ禍の第4波はまだまだ全く落ち着く気配がありませんが、落ち着いたらまた鈴鹿サーキットに遊びに行きたいものですね。今回展示されていた車両はホンダ製ばかりでしたが(それが当たり前)、前回訪問した時のように他社メーカーのオールドレーサーなんかもまた見せて頂きたいなぁって、我儘なこと思っちゃったりします!

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