先月ユーザー車検に行ってきたことは既に記事にさせていただいていますが、実はその時にちょっと気になることが分かったんです。
それはユーザー車検前には必ず立ち寄ることにしているテスター屋さんから指摘されて分かったんですが、ヘッドライトユニットがグラグラなんですって。
これ・・・もしかすると光軸検査受からないかも・・・。と超ベテランのテスター屋さんが弱気になる有様。結果的にはなんら問題なく受かったんですけど、こんな心配の種を放っておくわけにもいかないので、早々に原因究明をしないと。
で、早速アッパーカウルをひん剝いて現状確認。アッパーカウルを外すのって意外と面倒だから、あんまりやりたくないんですよねー。
確認してみたところ、テスター屋さんが言っているんだから当然なんだけど、グラグラしていました。でも不思議なことにロー側は全くグラグラしておらず、ハイ側だけグラグラしているんです。
このハイ側のヘッドライトユニットは3つのボルトで固定されているんだけど、光軸調整とは関係のない中央上側の取り付け部分もグラグラしているし、
光軸調整ができる残り2か所の固定部もグッラグラ。なぜー?
原因が分からないので、予備のヘッドライトユニットも持ち出してきました。XB系ビューエルのヘッドライトはメッキ部分が劣化して光量が低下するっていうトラブルをよく聞くもんだから、ちゃんと予備をもっているんですよ。
しかしながら、驚くことにこの予備もハイ側だけグラグラしていました。ロー側はカッチリしています。グラグラしていない。
どれくらい動くかというと、これくらい動きます。この白いパーツと黒いパーツとのクリアランスが広いんだねえ。
その後もいろいろと調べてみた結果、このグラつきは光軸調整のボルトの締め込み具合で変わることが分かりました。
どういうことかというと、
ヘッドライトユニット下側のボルトの場合、ライトを上向きにするためにネジを緩めると、白い樹脂パーツが閉じていって黒い樹脂部品とのクリアランスが広くなるのです。この状態だとグラグラ。
一方、これくらいネジを締め込むと(白い樹脂とボルトの位置関係を見て!)、白い樹脂パーツが広がってクリアランスはなくなります。グラグラしない。
というわけで、グラグラする原因はヘッドライトユニットの光軸調整のボルトの締め込み具合であることが分かりました。ロー側は光軸調整しないからボルトを緩めることがなく、だからグラグラしないんですね。
でも、これって普通のこと?光軸調整によってはヘッドライトユニットの固定が甘くなるなんて、素人目には設計ミスなんじゃね?って思っちゃいます。文句を言うメーカーはもう存在していないけど。
これを改良するためには、このボルト部分にスプリングでも仕込めばいんじゃね?って思っています。バネの力を強くすればするほどヘッドライトユニットのグラグラは収まるけど、ボルトに加わる負担は強くなるはず。何種類かのスプリングを試してみる必要があるかもしれませんねえ。