花粉症の人にはめちゃくちゃ辛い時期だけど、気温だけでいえばポカポカ陽気でバイクのベストシーズン到来って感じ。そんなわけで最近はせっせとバイクにも乗っています。
ところが、この日もバイクでお出掛けしようと意気揚々と準備をしていたんですが、あれ?エンジンがかからない・・・
症状としては、
- 電源は入る
- ニュートラルセンサーも生きてる
- でもセルはうんともすんともいわない。動く気配が全く無い
- サイドスタンドを上げても、クラッチを握ってもダメ
という感じ。
セルボタンを押してもセルは全くうんともすんとも言わないあたり、スターター関連の機械的なトラブルではなく、電気的なトラブルな予感。
というわけで、真っ先に疑ったのはスターターリレー。ファイヤーボルトでは、フロントカウルの左側の電装ボックスに収まっています。これを手持ちの予備パーツに変えてみたんですが、症状は全く変わらず。ちなみに、このリレーは年式によって取り付けられているものが少し違うようですね。我が家にはこの薄いグレーのものが大量にありますが、僅かながら黒い色のものもありました。印字されている品番も違うようですが、具体的に何が違うかはわかりません。
スターターリレーが壊れていないとすると、あと考えられるのはハーネスの断線?それとも、このアッパーカウル内についている転倒センサーの故障?このセンサーは転倒した際にエンジンストップしてくれるためのものらしいけど、残念ながらこいつの予備はもっていませんでした。こういう原因究明の為にも、電装部品は一式予備で持っておかないとダメですね。以前突然ECMが故障したこともあったし。
センサーを急いで入手しないとなー、と思いつつ、何気にカウル裏を見てみると、目に飛び込んできたのはこのカプラーから飛び出した端子。そう、こいつが今回の犯人でした。
もちろん、数日前には正常に乗れていたんですから、カプラーへの差し忘れってことはありません。なにかの拍子に抜けてしまったとしか考えられないのです。この部分に使用されているAMPマルチロックコネクタって、端子がそう簡単には抜けない構造のはずなんだけど、事実こうやって抜けていたんですから、もう驚くばかり。
センサーの故障じゃなかったのは良かったけど、実はカウル下のハーネス類の固定ってどうにかならないの?とは以前から思っていた箇所なんです。ファイヤーボルトのこの部分のハーネスって、ブランブランしているでしょ?今回実際にトラブルになっちゃったもんですから、本腰入れて考えないとダメですね。