VIA NIRONE 7

25Cのような細いスリックタイヤの公道走行は禁止するべき

 

タイトルは悔しさによる八つ当たりです。冗談です。

先週末、雨上がりのカーブですってんころりんしました。自転車業界でいうところの落車。バイク業界や普通の人が使う表現だと、転倒。

犠牲者はわたしとロードバイクのビアンキ ヴィア・ニローネ7。

濡れてるし、下り道だし、枯れ葉も落ちてるし、タイトなカーブだし、これ絶対滑るやつやん!!って心構えをしてしっかり減速していたのに、それでも滑っちゃったんですねー。

 

左に曲がっていてズルッといったにも関わらず、ダメージは右側のSTIレバーに集中。ということは、車体は滑ってそのままズザーっと左側が地面に接触したのではなく、その反対側が最初に地面に激しくぶつかったみたい。それって、ハイサイドが起こったってこと?自転車でハイサイドなんて起こるの?

 

このままじゃ帰ることができないので、エイヤッと力技で向きが変わってしまったSTIレバーをそれっぽい位置に戻します。ハンドルバーが変形してなくて良かったねー。

しっかり減速していたためか、自転車のダメージはこのSTIレバーの向きが変わった点と、STIレバー部の多少の擦り傷だけ。身体の方はめーちゃ痛いけど、幸いにも地面に擦りおろされることなく比較的軽い怪我で済みました。

 

タイトルは冗談なんだけど、25Cのような細いタイヤ(しかもほぼスリック)なんてそりゃ滑って当然ですよ。グリップ力(摩擦力)は摩擦係数と加重、そしてゴムのような変形する物質では接触面積によって決まります。細いタイヤになるほどグリップ力が不利になるのは当然の話。むしろ走行抵抗を下げるために細くしているんだから。

そしてほぼスリックでグリップ力を奪う路面の水を排出する溝もないんだから、今回のようなシチュエーションは滑る当然。そもそもオートバイや車では溝のないスリックタイヤなんて競技専用品であり、公道走行不可なはず。要は安全な代物じゃないんでよ。

少なくともトレーニングではそんなにスピードや効率を追い求める必要はないんだから、もっと太くてグリップしやすいタイヤでいいんじゃね?って感じです。次タイヤ交換するときはもっと太いのにしよう・・・。

 

しかし、こんな低速でコケてもそれなりのダメージになっちゃうんだから、自転車って改めて危険と隣り合わせの趣味なんだと実感。今回はわたしの予測が甘かったのが原因だけど、自転車で走っている人のほとんどはクローズドのコースじゃないんだから、砂、落ち葉、苔、道路の陥没などの設置系トラップだけじゃなく、野生動物や信号無視車両などの移動系トラップに遭遇する可能性がゼロじゃない。どれだけ気をつけても、事故とか落車の危険性はあるってことじゃないですか。

オートバイみたいにガチガチに装備を固めたいところだけど、全身皮ツナギを着るわけにもいかないのが悩ましいところ。安全装備を固めると、とにかく暑いんですよね・・・。

-VIA NIRONE 7