XB9Rのメンテナンス作業

XB系ビューエルのショーワ製倒立フォークが走行中に破損!ダンパーの扱いは丁寧に

 

いきなりでなんなんですが、走行中にフロントフォークが破損しました。いやー、こんなところが走行中に壊れるんだ…って感じです。

ビューエルの部品なんてもう中古で入手することがほとんどなのでしょうが、こんなのメンテナンス云々で防げるものでもないので、中古でフロントフォークを入手される方は是非一度チェックしてみて下さい。

 

というわけで、こちらが今回破損した箇所ですよ。

走行中、大きな段差を乗り越えた際にパンッという結構大きな音と共に飛び出してきたのがこの銀色の部品。

あれ?蓋?こんな場所に蓋なんてあったっけ?

って感じで一瞬頭の中が???状態になったんですが、実は以前整備中に同じトラブルを経験したことがあるので、すぐに何が起こったか理解できました。まさか走行中に同じことが起こるとは思わなかったけど。

 

ご存知の通りこの場所は伸び側ダンパーの調整箇所。その調整部分(マイナスドライバーで回すところ)が綺麗にとれたわけです。わたしの記憶ではこの箇所って分解できるような構造ではなかったはずだけど、修理することを考えたら分解できる構造の方が有難いんだけどなぁ。

ちなみに、外れた場所の奥にOリングが見えることからもお分かりのとおり、このトラブルが起こるとフォークオイルがダラダラと漏れてきます。フォークオイルってこんなところまでちゃんと回ってくるんだなぁ…ということをヒシヒシと感じます。こんなトラブルが起こったら絶対に走行しちゃだめですよ。

 

こちらが今回破損したものと同じ年式のフロントフォークのトップキャップ部分のパーツ構成(破損していない状態)。

高年式のXB系ビューエルではこの黒いフロントフォークですが、それ以外の多くの年式ではシルバーのタイプが使われていますよね。シルバーのタイプとは色が違うだけでなく、このトップキャップ周りの構造が随分違います。シルバーのタイプはプリロードを掛ける部分がピンで押す構造に対して黒いタイプは四角いワッシャーで押す構造だったり(黒い方が強そう)、ユニット全体が黒いタイプの方がショートサスの場合はコンパクトで組みやすいといった違いがあります。一方で、黒いタイプはプリロード調整のクリック感もなければ、その強さがパッと目でみて分からないっていう点はデメリットだなぁって感じますが。

 

今回破損したのはこの赤丸部分。伸び側ダンパーロッドの内部に収まるロッドの先端部分です。このパーツってアルミで出来ているし、しかも破損個所はOリングを取り付ける為に一段細くなっているんですよね。強い力で締め付けるといとも簡単にねじ切れてしまいます。

わたしも以前分解中に組み方を間違えてねじ切ってしまった経験があり、それ以降この部分は最新の注意を払って扱うようにしていました。そもそも日頃サスセッティングなんてほとんどしないから、極力触らないようにしていたくらい。

ところが、まさか同じことがダンパーを触っていない走行中に起こるとは思いもしませんでした。恐らくですが、元々この部分が痛んでおり、走行中のふとした衝撃でついにとどめがさされたのでしょう。破損後オイルが漏れたことからも、きっとそれなりの圧はかかっていたのではないかと。

 

 

この黒いタイプのショートサスの予備は一応あるんだけど、それは今はS1に使おうと思って保管しているので、代わりにXB9Rで元々採用されていたシルバータイプのスタンダード長タイプを引っ張り出してきました。こうやって並べてみると、スタンダード長タイプとショートサスは随分長さが違いますね。わたしはショートサスの外観が好きなんですが、巷ではショートサスの性能は随分と評判が悪いようです。わたしに乗り味の違が分かるのは怪しいもんですが、久しぶりにスタンダード長タイプの乗り味も気になります。

 

交換するこのスタンダード長タイプも一体誰がいつ、どのように手を入れたのか分からないもんだから、オイル交換を兼ねて念のためバラバラにして各部のチェックを。とはいうものの、金属疲労なんて目でみてもなかなか分からないので、とりあえずダンパーロッドは手でネジってねじ切れないか確認しておきました。それで折ってしまったら目も当てられませんが…。

 

この飛び出る感じの見た目は随分久しぶり。これまでショートサス+S・R系純正スタンドの組み合わせだったので、スタンダード長タイプ+S・R系純正スタンド時の車体の傾きっぷりに結構驚いています。停車時、こんなに傾いていたっけ?そして肝心の乗り心地はまだよく分かりませんが、車高の変化は結構感じますね。

 

というわけで、今回はフロントフォークの伸び側ダンパーが破損したというトラブルのご紹介でした。

わたしも過去ねじ切った経験があるのでなにも偉そうなことは言えませんが、ねじ切ってなくても走行中に破損することもあるということを知りました。知りたくも無かったけど。皆様はわたしと違ってねじ切るようなヘマはされないとしても、もしかすると中古パーツにはねじ切り寸前のものが混じっている可能性はありますから、オイル交換やオーバーホール時には是非一度チェックしてみて下さい。今回のやつもそうだったんですが、マイナスドライバーで回す為のマイナス溝が変形しているようなやつは怪しい気がします…。

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