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【MTB】箕面の関電トレイル(粟生高原自然歩道)に初挑戦

 

前回の投稿でご紹介したとおり、強制的に兵庫と大阪の2拠点生活がスタートしたわたし。

個人的にはバイクガレージから離れる時間も増えちゃうのでまったく有難い話ではないのですが、そうはいっても会社勤めなのですから仕方がありません。

こうなったら、気持ちを切り替えてこの生活を楽しむしかないでしょう?

その第一歩として、前々から行ってみたかった通称『関電トレイル』にマウンテンバイクでいってきました。

これまで自宅周辺の里山トレイルを楽しんできたけど、ずーっと1人でドマイナーな里山を走っていたので世の中のマウンテンバイクコースの難易度が全然分かりません。関電トレイルは初心者向けらしいけど、果たして無事生還できるのか!?結構ドキドキでの訪問です。

 

関電トレイルへと続く3km強の登り道

『関電トレイル』は箕面の里山に多くあるトレイルの一つで、関西電力の変電所の横に入口があることから、『関電トレイル』と呼ばれてているコース。

登りは舗装路で簡単に登り、楽しい下りだけトレイルという、これだけ聞くと最高なロケーションじゃないですか。

で、その楽ちんなはずの登りなんですが、

ロードバイク乗りの定番コースである府道4号を3km強登ります。高低差は180mほど。ロードバイク乗りは西の勝尾寺方面に行くのが定番だと思いますが、関電トレイル組は分岐を北方向に進むのです。

で、たったこの3km強の登りなんですが、

わたしにはくーーーっそしんどかったです。

なんなん、世の自転車乗りはこんなのを楽々登っていくわけ?

重量が重たいマウンテンバイクとはいえ、軽いギアを使ってゆっくり登れば余裕じゃね?って思っていたんです。この考え自体は決して間違っていなかったと思う。

だけど、途中工事で片道交互通行をしている区間があったんです。遊びにきているわたし1人がのんびり登っているせいで皆様を長時間待たせるわけにもいかず、その区間は必死で頑張ったんですよ。これがダメでした。もう、一発でヘロヘロ。

ゆっくり漕いでいるときはあんまり気にならないけど、力強く漕ぐと全ての力がサスペンションに吸収される感覚です。わたしのマウンテンバイクはフルサスだけど、リアにはロックアウト機能が付いていないんです。こりゃ、ロックアウト機能は必要だわ・・・と強く感じました。

 

しばし箕面の美しい自然を見ながら息を整えます。出勤前の朝5時から登っていたんですが、驚くことに朝練するロードバイク乗りの多いこと、多いこと。皆様、ものすごいストイック!!

 

勝尾寺方面との分岐までくることができれば、あともう少し!

 

・・・と思いきや、変電所への分岐を通り過ぎてからも、しばらくは坂道は続きます。勾配と距離はたいしたことないはずなんだけど、既にヘロヘロのわたしにはクッソしんどいです。

 

分岐から5分ほど登りますと、ようやくトレイルの入口が出現。このフェンス沿いの道、先人達の記事や動画で散々みた光景だ!!

看板によると通称『関電トレイル』の正式名称は、『粟生高原自然歩道』のようです。

この場所で装備やセッティングをトレイル向けに変更し、息を整えたらいよいよトレイルに入りましょう!

 

とっても走りやすい関電トレイル

ここにくるまで何回かもう途中で帰ろうかと感じたものの、トレイルまで辿りついたらあとは下るだけ。楽ちん、楽ちん!

・・・と思いきや、最初は登りからスタート。ただそれほど距離は長くないので、押し歩きでも全然おっけーでしょう。

聞いていたとおりトレイルはとても走りやすく、勾配も緩やかなので比較的安全な感じ。3日前に雨が降っていたのでまだ一部ぬかるんではいたけど、それでも全然楽しい!

あれだけ苦労して登ったんだから完全な下りだけと思っていたんですが、多少のアップダウンがあり最初の区間を含めると3箇所登りがあったように感じます。いずれもそんな大した勾配じゃないので、自走で登れるレベルです。

 

箕面の里山は広大で、いくつかのエリアに分けられているみたい。このような看板が整備されていたり、また『粟生高原自然歩道』という名称が示していることからも、この道は基本ハイキングコースなのです。

一部の場所では明確にマウンテンバイクが禁止されているらしい(G6からG28エリア?)ので、まだ禁止されていない場所でも安全面にはこれ以上ないくらい気を付けた方がよさそう。

熊鈴の装着や、スピードを出し過ぎない(すぐ止まれる速度)、ハイカーがおられるような時間は避ける、ハイカーにお会いしたら自転車から降りて挨拶する、などでしょうか。

 

いやー、それにしてもほんとうに走りやすくて素晴らしい環境。これまで走っていた地元の里山は自転車を担がないと登れない場所が多くて結構ハード、それなのに気持ちよく走れる距離は短かったので、関電コースのような環境は超楽しいです。

 

26インチ、ストローク量100mmのサスペンション、クイックリリース(リア)という前時代的な車両でも全然余裕。登り区間も押し歩きでいくならドロッパーシートなんて要らないですから、機材にお金を掛けなくとも存分に楽しむことができるコースといえるでしょう。ヤフオクで2万円くらいのオールドマウンテンバイクを買ってきたら走れる、そんな素敵な場所です。

 

しばらく走っているとどーんと開けた場所に出ます。この場所には丸太でベンチなんかも作られており、人が多い時間帯ではいい休憩スポットになっているんじゃないですかね。わたしは人を避けたくて平日の早朝に来ていますから、流石にどなたもおられませんでした。

この場所まで下ってきたら、ゴールまでもう少し!

 

後半になると多少岩肌が露出している箇所がでてくるので注意を。勾配が穏やかとはいえ、岩の上で転けたらタダでは済まなさそう。あ、危ないなと思ったら迷わず自転車から降ります。

競技をやっているわけじゃないんですから、怪我しないように無理のない範囲で楽しまないと。

 

楽しい時間というものはあっという間で、木々の隙間から苔だらけのガードレールが見える場所がトレイルの出口です。トレイルを楽しんだ時間はのんびり走っても20分くらいじゃないでしょうか。

 

ガードレールのある舗装路に沿って下ってくると、往路で登った坂道と合流しました。トレイルの下り勾配とトレイルを走っていた時間を考えると、どう考えても往路で登った距離と到底同じと思えないのはわたしだけ?

 

関電トレイル超楽しかった!

というわけで、今回は箕面にある有名コースである『関電トレイル』初挑戦のご紹介でした。

登りの舗装路をマウンテンバイクで登るのはしんどいけど、下りとなるトレイルは適度な勾配と走りやすい山道のおかげでめっちゃ楽チンでした。めっちゃ、楽しかったです。

ハードな下りがしたい人には全然物足りないかもしれないけど、そもそもハイカーがおられるかもしれない山道でハードな走りは危険ですからね。安全に楽しむならこれくらいがちょうどいいでしょう。

これからは一層植物が元気になるからトレイルを楽しむにはちょっと大変な時期になるけど、せっかく自走でいける距離に住んでいるのですから、また夏の早朝にでもちょくちょく訪問したいと思います。

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