おでかけ

鈴鹿サーキットのレーシングシアターに行けば、歴史的なすごいバイクが見られるよ!【後半】

鈴鹿サーキットの施設『レーシングシアター』には10台の歴史的なレーシングバイクが展示されています。その内ホンダ車では無い5台については先日ご紹介させて頂いた通り。かな~りマニアックな車両もありましたが、皆さんはご存知でしたか?

今回はそんな歴史的なレーシングバイク紹介の続き。残る5台について勝手にご紹介しましょう。残る5台はいずれもホンダ車です。鈴鹿サーキットはホンダのサーキットですから、やっぱりホンダ車の割合が多いんですね。

 

Honda RC211V

6台目はホンダのRC211V

展示されている車両の中では最も新しい、2002年の車両。これまでご紹介してきた市販のロードレーサーではなく、ホンダレーシングによるMotoGPマシン。バレンティーノ・ロッシ選手が乗ってたことでも有名ですよね~。そっち方面はさっぱり詳しくないわたしでも知ってたくらいなんですから。

市販車のことばかりしか知らないのでピンとこないんですが、ホンダはV型エンジンが得意なのだそうで、このマシンには5気筒のV型エンジンが搭載されているそうです。期間限定でカウルを外した状態での展示もしていたそうなんですが、残念ながら通常の状態ではエンジンユニットはリアシリンダーとクランクケースの一部くらいしか見えません。

なんとなくこういうバイクのエンジンユニットってインライン4のイメージがあったけど、なるほど、確かにBUELLさんと同じくシート下のフレームの間にリアバンクが収まっているじゃありませんか。RC211Vは前3気筒、後ろ2気筒のレイアウトなので、後ろだけ見るとBUELLと同じだね。排気量もどっこいどっこいだし。出力はなんと200PS以上と全然違うけど…。

フレームとカウルを固定するブラケット部分。こんなちっこいパーツでもカーボンで作っているんですね。

リアサスペンションの別体タンクの固定にタイラップを使っているあたり、なんだか手作り感があって親近感を感じます。

シートも手作り感がすごい!でもこれはもはやシートではなく、ただの滑り止め程度?世界最高峰のレーシングマシーンなんだから当たり前なんですが、随分とスパルタンな仕様です。

 

Honda VTR1000SPW

7台目はホンダのVTR1000SPW

2001年の車両なので、先程のRC211Vと時期的にはかなり近いマシンです。じゃあRC211Vと何が違うの?最速は1車種で十分じゃないの?っていう疑問が湧くのですが、RC211VとVTR1000SPWは排気量がほぼ同じでも、戦うレースが違うんです。こちらのVTR1000SPWは市販車をベースとした改造車部門用の車両で、RC211Vはそういう制限の無いレース・・・って認識でいいよね?

改造車というこで、ベース車はVTR1000SP2。海外向けの車種らしくてわたしはさっぱり知らなかったけど、VツインのリッターバイクってことはBUELLさんのライバルじゃないですか!

え?VTR1000SP2で136PSオーバーなの?VTR1000SPWで180PSオーバーなの?

使用感たっぷりのクラッチレバーと、テプラのようなラベルプリンターで作ったステアリングダンパーとクラッチマスタータンクのシールが生々しくて素敵。

このフレームに取り付けられている四角い箱は何なんだろう?ハンドルストッパーにしては大袈裟すぎるし、何かしらの電子デバイス?もちろん、ベース車両のVTR1000SP2にはこのような部品はついていないようでした。

ここらへんのフレームワークだとかクラッチ周りの作りは、先程のRC211Vとかなり近しい感じ。エンジンユニットは全然違うけど、やっぱり製作時期が近いレーサーだけありますね。

テールランプかフラッシャーかは分からないけど、テールカウルに綺麗に埋め込まれています。もちろん市販車であるVTR1000SP2はこういう構造にはなっていないので、この車両オリジナルの形状のハズ。プロの手によるものだから当たり前かもしれないけど、綺麗な仕上がりですね。

 

HONDA NSR500

8台目はホンダのNSR500

こちらはRC211Vと同じく改造車制限の無いレース用のバイクで、RC211Vの前に使用されていたようです。RC211Vが4ストなのに対して、こちらは2スト。上限の排気量は4stと2stで異なるようですが、MotoGPは2ストでも4ストでもオッケーなんですね。

乾燥重量131kgという軽い車体に、499ccのV4エンジンを搭載。出力は180PS以上と、2ストってすげーなーって改めて思わせてくれるスペック。

この写真じゃ分かりつ難いけど、トップブリッジやハンドルバークランプ、スイッチボックスなどは傷まみれ。いや、傷なのか錆びなのかは分からないけど、使用感たっぷりです。でも、なんでこういう部分がこれだけ痛むんだろう?素材の問題?

あ!VTR1000SPWのネック部分についていた謎の部品がこのバイクにも装着されている!線が繋がっているから、やっぱり何かしらの電子デバイスなんだ!

シートカウルの根元にはガソリンコックが。最近はインジェクションが当たり前になってきたから、こういうレーシングバイクについていると違和感すら感じるようになってきました。

 

HONDA RC171

9台目はホンダのRC171

わたしはこのマシンの形が以前から本当に大好きなんだけど、でも実はどういうバイクかはよく知らないんですよね。

このマシンは1962年製、空冷4スト339ccのインライン4。出力は50PS以上。重量は131kgと、なんと先程のNSR500と全く同じ。技術の進化ってすごい!

このマシンで一際目を引くのがこの巨大なフェアリング。どう見てもアルミ叩き出しで製作されたと思うこのフェアリングは、手作り感満載。サイドパネルとアンダーパネルの合わせ目に微妙に隙間が空いていたり、スクリーンの切断箇所がウネウネだったり、磨き傷が残っていたり・・・でもこの車両はレーサーだからこれでいいんですよね。仕上がりの美しさではなく、速さを競うマシンなんですから。

でもこういう部品はとても仕上がりが綺麗。エアスクープ付きのドラムブレーキはいい造形をしていますよねー。もちろん、カムはツーリーディング。

そして、このエンジン造形よ!!

この鋳物感たっぷり且つ複雑な造形のヘッドカバーがすっごく素敵。古いバイクってなんでこんなに素敵なんだ!

でもキャブレターの質感は意外と現代のバイクのものと大きな違いはないんですよね。ちなみにこの車両は1962年式。なんと57年前のマシンなのだ!

このマシンで一番好きなアングルはこの斜め後方から見た感じ。アルミ叩き出しの大柄なフェアリングの隙間から繊細な造形のエンジンユニットが見えるし、車両のスリムさが良く分かるからです。

あ、このシートすっごい素敵!シートはシートレールのフレームに合わせてU形になっていると思いきや、多分オイルタンクの入口も兼ねているんじゃないでしょうか。こういうシート作りたいから、もっと隅々まで見たいなぁ。

 

HONDA RC145

最後となる10台目はホンダのRC145

パッと見た感じ先程のRC171と同じように見えますが、完全に別のマシン。エンジン形式も、エンジン排気量も、何もかも違います。製造年だけはRC171と全く同じ1962年。

搭載されるエンジンユニットは4スト124.68ccの並列2気筒。RC171よりも小型のエンジンなので、カウルからのチラ見えも少々控えめ。

同じ年式の車両だけあり、フェアリングなどの作りは先程のRC171と瓜二つ。

このロゴ、素敵!

シートは先程のRC171とは異なる形状になっています。この車両にはオイルタンクが無いっぽいので、わざわざシートの形状を複雑にしてシート下にアクセス出来るようにする必要がないんでしょうね。

 

乗り物好きなら鈴鹿サーキットはおススメ!

というわけで、前回・今回とで鈴鹿サーキットのレーシングシアターに展示されているレーシングバイク10台を紹介させて頂きました。クラシックバイクにはクラシックバイクならではの造形の良さがあるし、そして近代のバイクでも意外と手作り感があって非常に面白いものです。家族が一緒にいるとなかなか厳しいですが、もうずっと見ていられる!

他にも有名選手の装備が展示されていたり、

F1が展示されていたりします。F1ってこんなのっぺりとした雰囲気なので勘違いしちゃいそうですが、実物を見ると無茶苦茶コンパクトなんです。もう、本当にあらゆるものがカーボンで作られているし、その仕上がりも荒々しくて市販車にはまずあり得ない、レーサー独特のオーラが全開。

遊園地も併設されていますし、家族連れでも訪れやすい場所と言えます。家族サービスを兼ねて、レーシングバイクを間近で観察したり、サーキットを走行する車両を眺めるのはいかがでしょうか?

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