XB9Rのメンテナンス作業

走行中にいきなり片肺に!?原因は多分ECMの故障

もうタイトルのまんまなんですが、わたくしのBUELL XB9Rが走行中にいきなりトラブルに見舞われてしまいました。電気系統のトラブルは目に見えないし、原因も良く分からないし、どうも苦手です…。

 

いきなり片肺に!

症状としては、明らかなパワーダウン。

先日いつもどおり気持ちよーくBUELLさんで走行していたところ、走行中にいきなり吹け上がりが悪くなったんですよね。なんだろうと思って停車するも、パッとみた感じではとくに問題はなし…。

再度乗ってみると、やっぱり違和感全開で、そしてそれは発進する時だと尚更顕著。

もう、全然パワーがないじゃないか!

いつもどおりにクラッチを繋げると、エンスト寸前になるくらいにパワーがありません。全然吹け上がらないし、例えるならキャブ車で真冬にアイシングが起こったときのような感覚です。

その後も走ったり停まったりしながら様子をみたところ、どうやらリアバングが機能していない様子。リアのシリンダーやエキパイの温度が明らかにフロント側より低いんです。2気筒の内1気筒が停止しているから、片肺と呼ばれる症状ですね。

排気量が半分になっても中型バイクより排気量が多いはずなのに、随分パワーダウンするんだなぁ。とか、

ごく稀に2気筒に戻ることがあるから、圧縮は大丈夫そうだなぁ。とか、

そういえば片肺で圧縮もある場合、点火されなかった混合気はどうなんの?マフラーで爆発したりしない?とか、

いろいろと考えながらもなんとか自宅まで戻ることができました。

 

原因はインジェクター?それとも点火?

なんとか無事帰ってこれたので、早速原因究明を行いましょう。

元気なエンジンの要素はよい圧縮よい点火よい燃料の3つであることは基本中の基本ですが、帰ってくる途中に稀に片肺状態が直ることがあったことからも圧縮は問題無さそう。となると残るは点火系か燃料となるわけですが、お恥ずかしながらわたしはインジェクターのトラブルに関しては全く未知の領域なので、まずはまだ経験のある点火系からチェックしていきましょう。

というわけで、早速外装をストリップ。ほんの数分でこの状態にすることができるんですから、エアクリーナーボックス周辺の造りは本当に整備性が良いですよね。エアクリーナーボックス周辺は、ですけど。

 

一方で整備性最悪なのがこのプラグ周り。シリンダーヘッドとフレームとのクリアランスが狭すぎる為に、シリンダーヘッド周辺の作業性は劣悪です。ヘッドガスケット交換するだけでエンジン降ろさないダメとか、かなり面倒臭い作りですよね。

プラグコードの抜き差しなんかも無理矢理引っ張る形になるからすっごいストレス与えてそうで嫌だし、プラグ自体の脱着もしにくいし、この作業が嫌で嫌で、正直わたしはプラグの取り外しなんて滅多にしません。でも、ぶっちゃけスパークプラグなんて頻繁に交換する必要なんて全然ありませんからね。

 

プラグコードを無理矢理引っ張って外し、プラグレンチでプラグを取り外したら、こういう長いプライヤーで優しく摘出。マグネット付きのプラグレンチでももちろんいいんだけど、以前マグネット付きのプラグレンチを使っている時にプラグを落下させて以来、どうも信用できなくなっちゃったんですよね。

 

プラグの状態のチェック。随分混合気が薄いような気がするけど、少なくても前後で明らかに燃焼具合が違うってわけではなさそう。この後点火チェックもしたけど、特に問題無さそうでした。

 

せっかく取り外したのですから、この機会に新品に交換しておきましょう。

 

原因はECM

プラグで問題無く火が飛んでいるのであれば、次にチェックをするのはECM。インジェクターはどうなの?って気もしますが、インジェクターはよく分からないのでお手軽なECMからって感じです。

ECMはECMツールでチェックするのが正攻法なんですが、すぐ近くにレースECMが転がっていたので交換してみましょう。ECMツールのECMspyをインストールしたPCはちゃんと用意しているんですが、それをわざわざガレージにまで持ってくるのが面倒で、結局ECMspyを繋ぐ機会ってほどんどありません…。勿体ないなぁ。

 

ECMを交換すると、片肺症状はあっさり改善。綺麗に吹き上がるようになりました。ということは原因はECMってことになりますね。取り外したECM、パッと見た感じでは全く問題なさそうなんですが、中身の状態が分からないのが電子部品の嫌らしいところ。これだから電子部品はどうも苦手なんです。

 

ECMの交換で片肺が直ったのはいいことなんですが、今回の件で貴重な予備パーツを消費してしまったのは少々頭の痛いところ。なんせECMのようなパーツはワンオフで製作することもできないし、そうそう社外パーツが出回っているパーツでもありません。万が一の故障に備えるには純正パーツをストックしておくことが最もお手軽なのですが、その中古部品もかなり数が少なくなっている様子。まだなんとか手に入るいまのうちに、できるだけ予備パーツを集めておいた方が良さそうですね。

なお、今回取り外したECMですが、内部の電子部品が物理的に破損しているのか、それともただデータが破損しただけなのかはさっぱり分かりません。それはこれから検証することになりますが、できるならなんとか直してやりたいところですね。

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