XB9Rのメンテナンス作業

Buell XB9Rのフォークオイル交換。高年式のフロントフォークはトップキャップとダンパーロッドジャムナットの組み立てに要注意?

 

私のXB9Rは来年一月に継続検査を受けなければなりません。なので最近いろいろ整備中。

車検が有る無しに関わらず整備はキチンとしなきゃだめなものだけど、それでも車検っていうのは整備をするいいきっかけになりますよね。特に1年毎だとか、2年毎に行う整備なんかは車検の前にすることにしておけば、うっかり放置してしまうのを防ぐことができます。

というわけで、先週末はそんな2年毎ぐらいに行いたい作業の一つであるフロントフォークのオイル交換をやっておりました。

正立フォークならトップキャップを取り外してダバーっとオイルを捨てて、新しいオイルを入れればお終いなんですが、倒立フォークだとトップキャップにダンパーユニットがくっついているもんだから、ただオイル交換をするだけでもフォークスプリングを圧縮してトップキャップを脱着する手間が増えます。このスプリングを圧縮してトップキャップを脱着する作業って、”嫌な作業”として有名ですよね。

ちゃんとしたSSTがあれば安全に作業できるのだろうけど、そのSSTがむっちゃ高いんですよね…。いつかあれ買うんだ!って思いながらもあっという間に10年程…。残念ながらわたしは未だにラチェットベルトを使った貧乏コンプレッションです。この方法はお手軽なんですが、コンプレッションをリリースする際にトップキャップをすごく痛めているような気がするし、なによりも作業中になにかの拍子に圧縮が外れてしまったら…と考えると、すげー怖いです。下手したら指とかを盛大に怪我してしまいそうですからね。

 

フォークオイルには全くこだわりがないんだけど、純正指定のハーレー フロントフォークオイル タイプEが結構高いので(一見高くないけど、実は量が少ない!)、ワコーズの10番(FK-10)と20番(FK-20)を7対3でブレンドして使用しています。こう書くとなんだかすごく詳しくて通っぽいですが、なんのことはない、ワコーズがハーレー フロントフォークオイル タイプEの代替品として公開している配合です。

 

ところで、わたしがこの倒立フォークの分解・組み立て作業で最も悩んでいるのが、このトップキャップとダンパーロッドの組み立て方。

トップキャップとダンパーロッドを固定するジャムナットの位置関係は、プリロードとコンプレッションの調整幅に直結する無茶苦茶重要な部分。それなのに特に高年式で採用されていたこの黒いフォークではそこらへんの手順がどうもしっくりこないので、この組み立てがどうも苦手です。

というのも、マニュアルに記載の方法は、

  1. 作業前にリバウンドアジャスターは時計回りに回しておく
  2. フォークキャップを取り付ける際は、ダンパーロッドジャムナットは一番下まで移動させておく
  3. フォークキャップをダンパーロッドに止まるまでねじ込んでいく。この時点では締めつけない!
  4. ダンパーロッドジャムナットを締める前に、リバウンドをアジャスターを1/4回転戻す
  5. ダンパーロッドジャムナットをフォークキャップ底部に軽く接するまでねじ込む
  6. ダンパーロッドジャムナットを30-41 Nmで締める

というものなんですが、問題は3ですよ。止まるまでねじ込むとありますが、止まるってことは何かが何かに接触しているってことですよね。そしてそれは恐らくダンパープッシュロッドがダンパーロッド底部に接触しています。

なんでそう思うかというと、これまで何回もこの作業でダンパープッシュロッドを嚙み込ませてしまい、元に戻せなくなりそうになったことがあるから

すこーし締め込み過ぎただけで、あっと言う間にがっちり噛み込むもんだから、本当に心臓に悪いです。止まるまでねじ込むって普通に考えたら簡単そうだけど、ねじ込みだからコツンと当たるんじゃなくてじんわり抵抗が増える感じで、しかも意外とすぐに噛み込むんですよねぇ(というかロックする感じ)。そしてダンパープッシュロッドは貧弱なアルミ製でしかも超繊細なパーツなので、緩めようと無理矢理力を加えると一瞬で破損してしまいます。特に上部のOリング取り付け部。一番細い部分だから、もう弱い、弱い。

過去破損させたことがあるわたしが言うんだから、間違いありません。

なので、わたしはこの部分の組み立て作業がややトラウマ気味なのです。なにも繊細なダンパープッシュロッドを破損させかねないこんな方法じゃなく、他車種の倒立フォークのようにトップキャップがジャムナットに接触するまでとか、ダンパーロッドのネジ山を○○mmに調整するとか、もっと安全な組み立て方にして欲しいものです。

わたしはビビりなもんですから、最近はマニュアルを無視してトップキャップを最後まで締め付けず、分解前のジャムナットの締め込み位置動かさないようにして、その位置を忠実に再現するようにして組み立てています。厳密には本来の仕様とはサスペンションの調整幅が異なっているかもしれないけど、どうせわたしはそんな繊細な調整を必要としていませんからね。それよりも部品を破損させないことの方がよっぽど重要。

 

作業前はシール類の交換も行う予定でしたが、思いのほか状態が良かったのでオイル交換だけして終了。わたしの乗り方と走行距離だと6年くらいノーメンテでもいけるんじゃね?って思ってしまうほど交換前のオイルは綺麗だったんですが、分解してオイル交換してみないとそんなことは分かりませんからね。各部のチェックを兼ねて2年毎くらいには交換しておきましょう。

ところで、今回はSKFのオイルシールも用意していたんですが、SKFのシールって結構高価だから、ついでに交換しておこうっていう気にはならない貧乏性なわたし。慣れればフロントフォークの分解はそれほど時間が掛かりませんしね。漏れてからでよいでしょう。

 

あー!ブレーキホースが変なとこ通ってるー!

フロントフォークの脱着時はホースやワイヤーの取り回しをしっかり確認しましょう…。

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