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昨年の暮れのこと。
はっと気がつけばBuell XB9Rの車検が切れそうじゃないですか。
車検を切らすと仮ナンバーの交付やらなんやらで一気に面倒臭さがアップするから、急いで検査の予約を入れて継続検査を受けてきました。
今回ももちろんユーザー車検ですよ。
前回はトラブル発生だったユーザー車検
ユーザー車検ってきちんと整備していて、なおかつ事前にテスター屋さんで光軸調整していれば落ちることなんてないでしょ?
・・・そう思っていた時期がわたしにもありました。
前回はそのテスター屋さんから検査場に行くまでのわすが800mの間にウインカーのバルブが切れ、しかもその交換をする時にガラス製のレンズを落として割っちゃうというトラブルが発生したのです。
割れたレンズはちゃんとグルーガンで補修して、再チャレンジ。なんとか検査に合格することが出来ました。これがテープでの修理だと検査を通らないんですよね~
そんなことがあったもんだから、今年はかなり緊張。有給をとって、更に片道2時間掛けて検査を受けに行くのだから不合格は絶対避けなければなりません。
第一関門:そもそもエンジン始動出来るのか?
今の時期は一年でもっとも寒い季節。寒くなるとバッテリーの性能が低下するのはよく知られていますが、XB系ビューエルはなぜだかそれが輪を掛けてひどく、冬場の朝一はセルを回せなくてエンジン始動できないこともしばしば。
なのでまずは車検当日の早朝にエンジン始動できるのか?っていうのが第一関門なんだけど、幸いなことに今年は暖冬のお陰でなんなく一発始動でした。
それでもやっぱりこの時期に朝から2時間も乗ると体が冷えて、ガッチガチ。体が冷えると変に力が入るから、ものすっごい疲れちゃうんですよね。
第二関門:光軸・光量は大丈夫?
検査場近くまで無事到達出来たら、まずは検査場ではなく近くのテスター屋さんを訪問。
テスター屋さんでは個人では正確な調整が難しい光軸調整をしてもらいます。
昔は検査ラインに何回も入ることが出来たので、検査員からの「右にちょっとズレてるね〜」とかいう意見を参考に調整を繰り返すことが出来ましたが、今は1日3回までしか挑戦できません。なので、テスター屋さんでの事前調整が必要となるわけです。
毎度毎度お世話になっている神戸カーテスターさん。とっても気さくな感じがとっても素敵。前回のウインカー割れの時も助けてもらいました。わたしの中ではもう、神戸カーテスターさん無しの車検なんて考えられない!ちなみに、神戸カーテスターさんでは光軸調整のついでに自賠責保険の加入や種類作成のお手伝いもしてもらえます。
ところでこの光軸調整、プロにお任せするのでなんの心配もいらないと思いがちですが、Buell XB9Rのようなプロジェクター式ライトの場合、光量が不足するともうこの時点ではどうすることも出来ません。
整備して、ま た き て ね 。(※ 別の日に予約取り直して、有給とって)
になっちゃいますので、結構ドキドキもの。
また、フロントフォークを突き出していたりするとヘッドライトを目一杯調整しても光軸が出ないこともあるので、注意が必要です。こっちは現地でもどうにかなるけどね。
第三関門:検査ライン
光軸調整もばっちり終えたら、あとは受付を済ませて検査ラインに入るだけ。
ゴリゴリの改造車じゃないし楽勝!・・・のはずが、今年も引っかかりました。
巾。
つまり、全幅が車検証と違うじゃねーか!?ってこと。
検査員「最近ハンドルバー変えた?」
わたし「いいえ」
検査員「じゃぁ、レバーの調整した?」
わたし「それはしましたけど?」
検査員「レバーの先端が僅かに出てる。直して。」
わたし「・・・・。」
バイクの全幅は車検証の記載から±2cm以内なら変更していてもよいのですが、どうやら今回は3cmくらい変わってる様子。
あぁ、もうっ!
すぐさまレバーの位置調整をして解決
レバーやハンドルの角度調整なんて、当たり前の調整ですやん!
改造や変更による寸法の変化じゃないから、許して!
な~んて文句も言いたくなったけど、検査員も法規に則って真面目にお仕事しているだけ。変に見逃したら向こうの責任を問われるわけですからね。悪いのはわたしなんだから、文句をぐっと呑み込んで作業に取り掛かりましょう。
持って来てよかった工具類。
これがなければ
調整して、ま た き て ね 。(※ 別の日に予約取り直して、有給とって)
になるとこだったね。ちゃちゃっとブレーキレバーを内側に1cmだけ引っ込めたら無事検査に合格です。
無事検査に合格
今年も昨年に続き一発合格じゃなかったけど、無事検査に合格しました。あと2年乗ってもいいようです。
ちなみに、検査場で変更したブレーキレバーの位置がなんだかしっくりきたので、なんだか怪我の功名?
ユーザー車検についてはこちらの投稿もどうぞ。