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前回の投稿でご紹介した通り、もう何回目やねん!と突っ込みたくなるバッテリー交換を行ったわたしのBuell XB9R。
連休中にも関わず、翌日配達で新品のバッテリーが届いたので、ハッピーハッピーな気分でした。これで連休中はバイクを満喫できる~。
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もう何回目?のビューエルさんのバッテリー交換
Contents1 またまたビューエルさんのバッテリーがお亡くなりになりました2 リチウムバッテリーにしたかったのに…3 早速バッテリーを交換 またまたビューエルさんのバッテリーがお亡くなりになりまし ...
しかしながら、ハッピーエンドはまだまだ遠かったのです。
本日はバッテリーを充電する為の道具、トリクル充電器に関するトラブルのご紹介です。
新品バッテリーは初期充電をしよう
新品のバッテリーが届いたら、まず何をするべきか?正解は、初期充電らしいです。
新品なのに充電?っていうのはなんだか不思議な感じですが、なんでも初期充電を行うことでバッテリーの寿命が延びるらしいです。ほんまかいな?という気もしますが、バッテリーメーカーが推奨しているくらいなんだからそれなりのメカニズムがあるのでしょう。わたしのBuellさんはただでさえ寒い時期の始動性に大いに難があるのですから、ほんの僅かな差であってもバッテリーの寿命が延びるならばそれに越したことありません。
そんな訳で、一刻も早くバイクに乗りたい気持ちを抑えて、メーカーの推奨通りにバッテリーの初期充電を行うことにしました。
しかしながら、問題はこの初期充電で発生したのです…
初期充電が終わらない
わたしが使用しているバッテリーチャージャーは、数年前にヒロチー商事さんで購入した2輪用のトリクル充電器。トリクル充電器っていうのは、低い電圧での充電を維持することが出来るバッテリーチャージャーのことで、恐らく自然放電が多いと思われるBuellさんにはまさにぴったりの充電器。乗らない時はずーっとこのトリクル充電器につないでおけば、常時バッテリーが満タンで維持されるってわけ。
そんな便利なトリクル充電器ですが、写真のように赤いLEDが点灯している状態は”充電中”。赤いLEDと緑のLEDが同時に点灯している状態は”もうすぐ充電完了”。そして、緑のLEDだけ点灯している状態は”充電完了”を示します。
これまで何年間も使ってきたバッテリーチャージャーなもんですから、今回も慣れた手つきで新品のバッテリーに接続し、充電を開始しました。
しかしながら…
初期充電が全く終わらない!
という事態に陥りました。
”充電中”を示す、赤いLEDだけの点灯がずーっと続くのです。丸一日…24時間以上スイッチONにしているのに、表示が変わらないんです。おかしい…これはおかしい…
充電されてないのでは?
このようなことをネットで調べても、これといった情報は得られません。そろどころか、「初期充電なんて3~4時間で終わるでしょ?」みたいな意見すら見つかる始末。おい、こっちは24時間以上繋いでんのに終わらないんだよ!
ぐちぐち文句を言ってても充電は終わらないので、なんとか自分で解決の糸口を掴まないといけません。
いろいろ試行錯誤した結果、
このバッテリーチャージャー、充電されてなくても充電中のLEDが点灯することが判明。な…何を言っているのかわからねーと思うが、おれもどいうことなのかわからなかった…
写真のように、充電用のコネクタを外した状態で充電器のスイッチをONにしても、"充電中"を示す赤色LEDは点灯するのです。いやー、この仕様はないわー、分かり辛いわー。これまで何年も使い続けてきたのに、全く気付かなかった!
つまり、今回の初期充電がさっぱり終わらなかったのは、バッテリーチャージャー本体かケーブルのどこかに問題が発生していて、バッテリーまで電気が届いていないと考えるのが妥当でしょう。なんてこった。
このバッテリーチャージャーはもう売ってません
バッテリーチャージャーからバッテリーの間のどこかに問題があるっぽいことが判明したのですが、どこに問題があるかは分かりません。
あー、もう、面倒臭い!もう新品買っちゃえ!とやけくそになって注文しようと調べると、なんとこのバッテリーチャージャーはもうヒロチー紹介では取り扱っていません。確かヒロチー商会オリジナル商品だったはずなので、同じものはもう手に入らないのか…
と思ったら、どう見ても全く同じ形状で色違いのものが、キジマとかDAYTONAから発売されているじゃないですか。形が全く同じということは、きっと製造元は同じなんだろうな~、と思って調べたら、製造元はオートクラフト(Autocraft)みたい。オートクラフトというのは、アルプス計器というバッテリー充電器などで有名な老舗のブランドなのだそう。
ならば、これを買えばいんじゃね?と思いきや、わたしが以前購入したものとはバッテリーと接続する配線の形状が違います。わたしが持っているのはワンタッチで取り外し可能な防水カプラがついているのに、このキジマやDAYTONAのやつはカニクリップ。これじゃあ、バッテリーに接続するのがかなり面倒臭いですね。
嫌だなー、これなら自分で配線を加工しないとダメだなーと思っていたら、キジマもDAYTONAもオプションでカプラーキットがあるじゃないですか。
でも、メチャ高。
なんなの?たかだか防水カプラーでこんなにもするの?バッテリーチャージャーと合わせると1.5万円程度になりますから、「あー、もう、面倒臭い!もう新品買っちゃえ!」というのはやっぱり撤回です。
自分でなんとかバッテリーを充電できるようにしましょう。
原因はとっても単純でした
とはいうものの、どうやって原因を特定しようか…とりあえずテスターで隅から隅までチェックする?と考えていたわたしの眼に留まったこちらのブツ。
そう、ヒューズ。これまで数年間使ってて、全く気が付かなかったけど、ワンタッチカプラーの配線にヒューズケースがあるじゃないですか。
まさかね。そんな、まさかね。
はい、まさかのヒューズ切れー。
なんなの!?今までの悶々とした気持ちはなんだったの?
こうやって全世界に公開するにはあまりにも恥ずかしいことですが、実はこういうことって電装を触っていると結構あるんですよね。何かあったらまずはヒューズを確認しましょう。一見すると切れていないように見えるけど、実は切れていましたーっていうのもあるあるですね。
一晩掛けて初期充電完了
早速2Aのガラス管ヒューズを買ってきて交換したら、あっけなく赤色LEDだけの点灯から赤色LEDと緑色LEDの同時点灯に変わりました。これは、無事バッテリーの充電が行われている証拠ですね。
ヒューズが切れるということは何かしらの原因があるはずですから、正直またすぐにヒューズが切れると予想していました。しかし、今の段階では特に問題なく機能しています。しばらく様子見ですね。
ちなみに、赤色LEDと緑色LEDの同時点灯から数時間で初期充電が完了すると思っていたんですが、昨日のお昼12時から充電を開始したにも関わらず、昨日の21時時点ではまだ充電が完了していませんでした。今朝確認すると充電がちゃんと終わっていたので、初期充電には少なくても9時間以上かかることが分かったのです。初期充電って思っていたよりも、ずーっと時間が掛かるのですね。
結果だけどみると大変お粗末な内容ですが、それでも苦労しながらなんとか初期充電を完了させることが出来ました。
初期充電なんてしなくてもバイクには乗れますが、その誘惑に負けずに初期充電を完了させたんです。このバッテリーを労わる健気な姿勢に免じて、どうか少しでもバッテリーが長持ちして欲しいものです。そうそう、配線がごちゃごちゃしているから、ここらへんもきちんと綺麗にしたいな。