バイクの改造でメジャーなものといえば、マフラーの交換。
マフラー交換をする目的といえば?より自分好みの排気音にしたい、よりデカい排気音にしたい、走行性能を上げるために抜けを良くしたい(結果音は大きくなる)といった周囲からは眉をひそめられるものがよく知られていますが、それ以外にも純正マフラーから大幅な軽量化したい場合や、見た目を自分好みにしたいという場合など、合法的な理由であることも。
以前所有していたドラッグスターではデイトナから公道使用可のマフラーがでていましたが、見た目がイマイチなのか、それともやっぱり爆音じゃないとダメなのか、少なくともわたしの周囲ではさっぱり人気はありませんでした。しかしながら、最近の車種ではアクラポビッチ製の公道使用可のマフラーをよく見かけるようになりましたし、以前よりも音の大きさ以外の目的が重視されつつあるんじゃね?って感じてます。「マフラー交換=違法な爆音化」っていうのも過去のものになりつつあるのかも。その方が絶対いいよね。
さてそんなマフラーですが、わたしはもうすっかり純正派。純正よりも大きな音量なんて周囲に迷惑になるのはもちろんのこと、わたし自身も疲れてしまいます。Buellの場合は車体の目立たない場所にマフラーが装着されているもんですから、野暮ったさ全開の純正マフラーの見た目もあまり気になりません。
バイクではマフラー(とくにサイレンサー)は圧倒的に交換されることが多い部品なので、中古の純正マフラーの入手には困らない・・・というのが多くの車種における共通事項なんですが、絶版車かつ少しマイナー気味のビューエルにおいては純正マフラーがいつでも入手し放題、というわけではなさそうです。
わたしのビューエルS1では社外のエキパイを使おうと思っているのですが、このエキパイのサイレンサーとの差し込み部は2.5インチ。
ところが、わたしの持っていたエボ系ビューエルの純正マフラーの差し込み部は2インチだったのです。あまりエボ系ビューエルには詳しくないんだけど、確か1999年までの差し込み部が2.5インチ、それ以降が2インチだったはず。
じゃあ2.5インチのサイレンサーを買い足せばいいじゃないか、ということなんですが、意外とこの1999年までの2.5インチのサイレンサーの中古品があまり流通していない様子。差し込み部2インチの方はごろごろどこにもあるんですけどね。純正サイレンサーなんていつでも簡単に入手できると思っていたもんだから、少し驚いたものです。
しかも厄介なことに、ヤフオクなどで業者さんが出品しているものは、わざわざこの差し込み部の寸法なんて記載されていません。そりゃそうですよね。年式によって差し込み部の径が違うなんてビューエルに詳しい人じゃないと知っているわけありませんから。丁寧な業者さんであれば取り外し前の車体の年式を記載してくれていることもあるけど、そうじゃない出品の方がずっと多いのです。
2インチと2.5インチはこれくらい見た目が違います。この差を知っていれば、画像でも判別できる・・・かも?
ちなみに、昔は2インチエキパイと2.5インチサイレンサーを組み合わせるためのアダプター(社外品)が存在していたそうですが、今回は逆のパターンなのでそういったものは使えません。そもそもそういった社外パーツの入手性は今となってはサイレンサーよりもずっと悪いですが。
ところで、新たに入手した差し込部2.5インチのサイレンサーを眺めていると、大切ななにかがないことに気が付きました。
そうです。そうなんです。サイレンサーをぶら下げるためのステーがないんです。
以前から所有していた左側のサイレンサーには、ステーがしっかりと溶接されています。溶接されているのが当たり前だと思っていたから、溶接されていないツンツルテンなサイレンサーが存在するなんて完全に予想外でした。
そんなわけで、このサイレンサーのステーを入手するためにさらにもう一本サイレンサーを購入しました。このバンドタイプのサイレンサーステー単体でも中古品が出回ることはあるみたいですが、そんなのいつでてくるかもわからないので、少々値が張っても入手できるうちにサイレンサーごと入手しておきました。ビューエルの部品なんて今後増えることは絶対にないんだから、迷ったら迷わず購入です。
というわけで、我が家には現在エボ系ビューエルの純正マフラーが3本。すごく・・・邪魔です・・・。
(上)差し込部2インチ、ステー溶接タイプ
(中)差し込部2インチ、ステーバンドタイプ
(下)差し込部2.5インチ、ステーバンドタイプ
年式的には下にいくほど古くなる感じでしょうか?差し込部2インチのタイプでもステーが溶接されているタイプとバンドタイプの2種類あるんですね。XB系ビューエルでもそうなんですが、エキパイの太さをコロコロ変えないでー、って思っちゃいます。