前回の投稿でご紹介したとおり、バイク遊びは家族が寝静まってから。そして昼間は家族と一緒に楽しめる自転車遊びというのが最近のわたしの生活パターン。
ところで、これまで自転車に乗ってて、どうやらわたしは速く走ることにはあまり興味がないことがわかりまして、これはバイクとも同じですね。速いのは単純に怖いです。
一方でわたしの家の周りは豊かな自然がたっぷりで、山道もたくさんあることに気付いたもんですから、そうなると俄然マウンテンバイクが欲しくなってきたんです。山道を、鳥たちのさえずりを聞きながらのんびり走りたい!
なので、買いました。いつものように衝動買い。
いつものようにフレーム単体。
ビューエルS1、ビューエルM2もフレーム単体購入ですが、この買い方は間違いなく割高です。絶対に一台丸々購入した方がお得。だけど、フレーム単体だと好きな部品を選んで無駄なく組める点と、組むためには勉強せざるを得ない(=知識がつく)という大きなメリットがあります。
ところで、今回マウンテンバイクを購入する上でのわたしの条件は、
- 26インチ
- フルサス
- 家族が乗れるようにサイズはXS
の3点でした。
ところが、マウンテンバイクがどマイナーなのか、それともわたしの探し方がダメダメだったためか、たったこの3点でも選択肢はかなり絞られてしまいます。というか、全然、ない。
現在のマウンテンバイクの主流はホイールサイズが27.5インチと29インチらしく、そもそもわたしが欲しい26インチは新車の選択肢がほぼない様子。26インチは昔盛んだったサイズのようで、だから今回古いモデルを買うことになったんですね。こういうパターンって絶対に割高になるんだよなぁ。
購入したのはGARYFISHER(ゲイリーフィッシャー)というメーカーのマウンテンバイク(のフレーム)。
メーカーの拘りなんて全くないんだけど、このゲイリーフィッシャーというメーカーはアメリカ人のゲイリーフィッシャーさんが起こした会社で、つまりどこぞのビューエルさんと同じような感じでなんだか妙に気になったんですよね。ビューエルさんと同じくもう会社はないみたいだけど。
わたしはマウンテンバイクには全く詳しくないのでこんな感じでゆるく書いていますが、このゲイリーフィッシャーさんは”マウンテンバイクの父”と呼ばれているくらいのすごい人らしいです。
モデル名はケーキ2 GSというモデル。ケーキって、あの食べるケーキ?あれ、ゲイリーさんは本当にすごい人なの?って少し不安になってくるようなネーミング。調べてもあまり情報が見つからないんだけど、おそらく2006年頃のマウンテンバイクのようです。
このマウンテンバイクはフルサスなので、自転車なのにリアサスとスイングアームがついてます。自転車ってリアサス付きのモデルになると一気に金額が跳ね上がりますよね。わたしはこれまでフルサスの自転車に乗ったことがないので、今からとても楽しみです。どんな乗り心地なんでしょう。
SWINGER SPVというリアサスがついていました。このサスについても情報を集めようとしたんですが、やはりほとんどヒットせず。日頃からビューエルさんをマイナーだ、マイナーだと言い続けていますが、こっちの方がずっとマイナーなようです。情報が見つからないっていうのはちょっと困ります。リアサスのセッティングの基準が分からないばかりか、そもそもどのエアーバルブが何かすら分かりません。
ところで、フレーム単体でいろいろ試してみた結果、このリアサスが全くストロークしないんですよね。してない気がするだけ?いや、ガチガチに硬い気がします。
壊れてているのか、それともリアサス風リジットなのか、はたまた何か別の理由があるのか・・・。
マウンテンバイクのリアサスはスプリングではなく空気圧で調整するみたいなので、とりえあず手当たり次第に空気圧を弱めたり、強めたりしてみます。
ちなみに、サスペンションの空気の調整には専用の空気入れを使わなきゃいけないらしいんですが、ド素人のわたしにはまだその理由が理解できていません。だって、これでもちゃんと規定の圧力の空気は入るし・・・
それでも一向にストロークしないので、とりあえずリアサスを外してみました。リアサスの取り付けボルトにはオイルっ気はほとんどなかったのですが、状態はとても良かったです。ボルトだけ見ると20年近く前の車両とは思えません。
印を付けてからハンマーで叩いたら一応ストロークしてることが分かりました。うーん、それくらい硬いってことなのでしょう。今の段階ではこれが正常なのかどうかすら分かりませんから、リアサスの状態の確認はちゃんと組み上げてからの判断ですね。
フレームの状態はかなりいいんですが、スイングアームの底部だけにはハードな擦り傷が。地面にヒットするのか、それともチェーンが当たるのか。マウンテンバイクなんてどうせすぐ傷つくものかもしれないけど、せっかくなんだからスイングアームも分解してリペイントしましょう。
カーボンにも多少の傷がありますが、これくらいなら自分で治せますからね。けど、スイングアームはアルミなのに、どうやってこの部分のカーボンと接合しているんでしょ?まさかこのカーボンは飾りの為にアルミの上にちょこっと巻いているだけ?
それにしても、フルサスモデルは自転車の中でも比較的重たい部類に入るそうですが、それでもバイクの部品と比べると雲泥の軽さ。見た目以上に軽いフレームです。軽いっていうのはとてもいいですね。なにをするにしても作業が楽チンです。
早く組み上げて山に出掛けたい気持ちを我慢しつつ、各部をしっかりチェック、補修していきたいと思います。