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バイクの車載工具の決定版!?TONEのBRS20はめっちゃコンパクトで、男心をくすぐられる!

 

皆様はバイクに積んでいますか?車載工具

車載工具の積載は別に法令で義務付けられているわけでもないのに、バイクメーカーは純正部品として車載工具を設定しており、しかも新車で買ったらついてくる場合がほとんど。バイクメーカーは車載工具は必要なものだと考えているってことですね。

しかしながら、車載工具でできる作業なんてたかが知れていますし、付属する工具の品質もダメダメな場合がほとんど(いいお値段するんだけどなぁ)。実際のところこれらが役に立った経験はわたしにはありません。

そんなわけでわたしは随分昔から自分で何点か工具を見繕ってオリジナルの車載工具セットを積載しているんですが、最近なかなか素敵な製品を見つけたのでご紹介いたします。一応断っておきますと、わたしはTONEの関係者でもなんでもないし、ましてや製品提供とかお金なんて貰ってませんからね!純粋にこれいいんじゃね?と思ったものですよ。

今回紹介するアイテム

商品名:ビットラチェットセット BRS20C

メーカー:TONE

購入価格:3,499円(税込)

結論:超小さいのに素敵な質感。インチ用のビットを追加すればかなり使えそう

 

というわけで、こちらが今回わたしが衝動買いした工具。TONEのビットラチェットセット BRS20Cという製品です。

この製品、どうやらTONEが市販しているBRS20(末にCが無い)というセットの派生商品で、Amazonでのみ販売されているものみたい。こちらは簡易的なクリアーの安いっぽいパッケージなんですが、派生元のBRS20(C無し)はハードタイプのしっかりとしたケースに収まっているようです。わたしはケースが不要なので、お安い方にしました。

 

このセットの内容はこんな感じ。超小型のビットラチェット、65mmのエクステンションバー、そして20個のビットとそれを収めるホルダーです。

工具そのものの内容はAmazon限定の方も派生元の方も同じみたいなんですが、ケースやホルダーなどの付属品が異なります。Amazon限定の方はケースがショボい代わりに、価格がお安く、そして独立したビットホルダーが付属。そして何故だかやたらと出来のいいメタル製のTONEエンブレムもついてます。商品紹介の画像ではスマホに貼っていたけど、このエンブレムどうやって使いましょうかねぇ。

 

こういうビット系の工具って、格安の工具セットなんかでよく見かけるもんだから、正直わたしの中であまりいい印象はありませんでした。それは今でもあまり変わらないんだけど、それでもこのコンパクトさはビット系ならではの大きなメリット。ビット20本でこのコンパクトさは本当にすごいと思います。車載工具として考えるとビットは20本もいらないから、10本分づつ独立している付属のビットホルダーは使い勝手が良さそうです。

 

 

このセットではトルクスも付属しており、Buellさんで多用されているT27もばっちりありました。これで出先で外装のボルトが緩んでも締め直しできますね!ボルトを落としてなければですけど。

また、1/4ソケット用のアダプターも付属しているので、各種ソケットと組み合わせることもできます。さすがにインチのヘキサゴンは付属していないので、Buellに積むならそれらは別途用意する必要があります。

 

超小型のビットラチェットはまるでおもちゃのようなサイズ感。ラチェットの感覚はガチガチガチとかなり荒々しく、ラチェット音もうるさいのですが、ここまで小さいのですからある程度は仕方が無いですね。ラチェットの切り替え部分もかなり操作しにくいです。

一方で、ビットを取り付ける面の反対側に早回し用のリングがついているのはすごく良いです。一般的な大きなのラチェットハンドルでは、こういう早回し用のリングはまずついていませんよね。あるとしてもソケットとの間に噛ますタイプばかり。こういう薄いリングでいいから最初からつけてくれたら結構便利だと思うんだけどなぁ。

 

それにしても本当に小さいです。iphoneSEと並べるとこれくらいのサイズ感。ここまで小さいと流石に日々の整備でメインに使うにはいろいろと厳しいと思うけど、このコンパクトさは車載工具としてはかなりの強みです。LEATHERMAN(レザーマン)のマルチツールなんかも同じなんですが、コンパクトで機能がギュッと詰まった道具って、どうも心をくすぐられるんですよね。わたしはこういうの大好きなんです。

 

収納ケースだとこれくらいのサイズ感。わたしはこのケースは使わないけど、これはこれでかなり使い勝手がよさそう。

なお、似たような工具は他メーカーからもいろいろと出ています。例えばわたしが検討したのはLEATHERMAN(レザーマン)のマルチツールビットキットや、DEENのマルチパーパスビットラチェットなど。特に機能や使い勝手についてはDEENのマルチパーパスビットラチェットの方がずっと優れてそうなんだけど、その分今回購入したTONEの製品と比べてずっと高価なんですよね。TONEはセットなのに、メチャ安です。車載工具なんてめったに使わないんだから、やっぱりコスパって重要でしょ?と考えると、わたしにとってベストな選択肢はこのTONEだったわけです。

ところで、車載工具にいいんじゃないかと今回こちらの工具をご紹介させて頂きましたが、車載工具を選ぶのってかなり難しいですよね。

車載工具って出先のトラブル時に使用するものですから、適当にコンパクトな工具を選んで積んでいても意味がないんです。どのようなトラブルや作業に使うかを想定して工具を選ぶことが重要なんです。このTONEのビットラチェットセットでできる作業は、バッテリー端子の締め直し、緩んだ外装ネジの締め直し、バルブ類の交換、サスのセッティング変更くらいでしょうか。レンチと組み合わせればレバー類の調整もできます。プライヤーとワイヤー(もしくはタイラップ)があればもっと対処できるトラブルも増えそうです。

とはいうものの、いくら車載工具を考えたとしても、ドライブベルトが切れたとか、ECMがおかしくなったとかは、車載工具ではもうどうしようもありません。そういう意味では最強の備えは、やっぱりJAFなどのロードサービスですね。

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