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DIYでタイヤ交換できる人になりたい!AP モーターサイクルビードブレーカーMB101などを購入

 

 

ずっとバイク屋さん任せだったタイヤ交換

わたしは10代から今に至るまでずーっとバイクを所有し続けていますが、バイクの改造と整備は基本的にはDIY。

手を動かすのが好きっていうのも大きな理由なんですが、とくに若いときはなんでもかんでもバイク屋さんに依頼するような資金的な余裕がなかったのが一番の理由でしたね。バイク屋さんにお金を払うのならば、工具や部品を購入する費用に回したかったという短絡的な考えです。

今になって思い返すと無知ゆえに無謀なことや危ないこともいっぱいありました。これまで改造や整備の不具合によって何事もなかったのは単に運がよかっただけでしょう。よく分からないうちは絶対プロにお願いするべきです。

そんな貧乏性丸出しのわたしですが、これまで唯一一貫してバイク屋さんに依頼していた作業がありまして、それはタイヤ交換なんです。

わたしにとって、タイヤ交換をDIYでやるのってすごくハードルが高く感じたんです。ほぼ必須の工具となるビートブレーカーはでかくて置き場所に困るし、廃タイヤの処分も面倒くさいし、コンプレッサーがないとビート上げるのも大変だし、なによりもDIYでの作業だとリムを傷つける恐れがあります。

一方でバイク屋さんに依頼した場合、タイヤ交換の工賃は比較的安価だし、タイヤレバーでぐりぐりするわけじゃないからリムに傷がつくリスクも低いし、廃タイヤも処分してくれます。もうこれは頼むしかないでしょ?って感じでした。とくに用品店やタイヤ屋さんは工賃が安価でありがたかったですね。

 

タイヤ交換をDIYでできるようになりたい

そんなこれまでお店任せだったタイヤ交換ですが、さすがにそろそろDIYでできるようになりたいなと。

わたしの家の周りにはバイク用品店なんて存在していないので、タイヤ交換のために都市部まで出かけるのが非常に面倒臭かったんです。しかもこれまでお世話になっていたバイク用品店も潰れてしまいましたので、ますます面倒くささに拍車がかかります。

DIYでできるようになればこの面倒くささから解放されるし、タイヤもネットで購入した安価なものが使えます。

上手くできるの?とか、リムを傷つけないの?とか不安もあるけど、何事もやってみないと上達しませんからね。レッツトライ。

 

タイヤ交換のために購入したもの

AP モーターサイクルビードブレーカーMB101

これがこれまでDIYでタイヤ交換に挑戦するうえで最大の障壁でした。価格はぜんぜん大したことはないんだけど、でかくて邪魔なんですよね・・・。それはガレージがある今でも変わらないんだけど、ガレージ内を整理すればなんとか収納できるはず・・・。

購入したのはアストロプロダクツのモーターサイクルビードブレーカー MB101

アストロプロダクツといえば輸入工具を扱うお店。ビードブレーカーでもなんでもそうなんですが、同じ輸入工具でアストロプロダクツの商品よりももっと安いものってたくさんあるんですよね。造りや品質のクオリティもほぼ同じだと思うんですが、それでも多少の価格差ならわたしはアストロプロダクツの商品を購入することにしています。

アストロプロダクツが直接品質を管理しているわけじゃないと思うけど、万が一不具合があった場合の対応は名も無き輸入工具よりもはるかに期待できそうじゃないですか?

 

届いたダンボールは、やっぱりデカかったです。そして見た目から想像するとおりの重さです。

 

組み立てるとやっぱりデカいんですが、予想していたよりかは小さかった・・・かも?

足の部分はボルト2本で簡単に取り外すことができますので、足の部分を分解すればかなりコンパクトに収納することができます。これはうれしい誤算でしたね。

 

タイヤレバー『KTC MCOL-260」

タイヤを取り外すときの必須工具、タイヤレバー。これってめっちゃシンプルな形状の工具ですが、厚みなどの微妙な形状の違いによって使いやすさはピンキリなんだとか。わたしはまだそこらへんのノウハウは持っていないので、とりあえず無難にKTC製のものを選びました。どんな工具でも、KTCを選んでおければとりあえずOKでしょ!?

割安だった3本セットのものを購入しましたが、中身は1本売りの『MCOL-260』が3個入っているだけでした。タイヤレバーといえば3本セットのイメージが強いですが、KTCは1本売りが基本なんでしょうね。

 

KTCのタイヤレバーは比較的薄いと聞いたことがありますが、それが果たしてほんとうなのかどうかは、わたしにはまだわかりません。持ち手部分の樹脂はかなり安っぽいけど、それ以外の部分は綺麗なメッキでなかなか質感が高かったです。

 

リムプロテクター『ヤマハ純正 90890-01289』

タイヤレバーはホイールのリム部分を支点にしてタイヤを脱着させる工具ですが、そのままだと支点となるリムはあっという間に傷だらけになるでしょう。そうならないようにリムを守ってくれるのがリムプロテクター。わたしは絶対にホイールを傷つけたくないので、このリムプロテクターは超重要です。

でも何を選んでいいのかわからないので、先人たちの評価の高いヤマハ純正品の90890-01289を選びました。ヤマハってこういう汎用工具も出しているんですね。いろいろと口コミを調べてみると、薄くて使いやすいそうですよ。

 

バルブコア回し『DAYTONA 75656』

タイヤ交換ではタイヤの空気を抜く必要がありますが、その際に必要なのがバルブコア回し。

・・・とよく言われてますけど、空気を抜くだけならバルブを押すだけで十分なんですから、バルブコア回しなんていらないんじゃないの?ってずっと思ってました。

DIYでのタイヤ交換を無事終えた今でも変わらず、別にバルブコア回しなんていらないと感じています。でもそんな高いものでもないので一応購入してみました。回せればなんでもいいので、使いやすそうなデイトナの製品を選びました。

 

人生初のタイヤ取り外し作業はどうだった?

というわけで、早速これらの道具を使って家に転がっていたXB系ビューエルのリアタイヤの取り外しを行いました。

数年前に購入したこのリアホイール。ブラックに赤いリムテープというド定番の組み合わせが超かっこいいですね。これを愛車に取り付けたい!と思いつつも、タイヤを取り外すのが面倒くさくてずっと放置していましたが、ついにその時がきたのです。

 

溝もまだちょっと残っているから、貧乏性のわたしとしてはそのまま使いたいという気持ちもちょっとだけですがありました。でも、明らかにセンター部分だけがかなり減っており、タイヤのプロファイルは大きく変わっています。きっと前オーナーはツーリング主体だったのでしょうね。経年数から考えて絶対にコンパウンドも硬化しているので、これは潔く廃棄しましょう。

 

で、初挑戦のタイヤの取り外し作業でしたが、これは思っていたよりもずっと簡単で、リムなどを傷つけることなくタイヤを取り外すことができました。

この作業の様子については、また詳しくご紹介させていただきます。

 

作業していろいろと気になる点もありましたが、とりえあずアストロプロダクツのビードブレーカーは十分使用できるものでした。KTCのタイヤレバーも、ヤマハのリムプロテクターも、すごく使いやすかったです。

今回せっかくタイヤ交換の工具一式を揃えたんですから、これからはタイヤ代をケチらずにどんどんタイヤ交換していきたいと思います。

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