素人がロードバイクのバラ完(フレームからの組み立て)に挑戦。フレームは『ビアンキ ヴィア ニローネ7 アルカーボン』

 

ゲイリーフィッシャーのケーキ2GSを組み上げてからというもの、わたしの自転車生活の中心はすっかりマウンテンバイク。

フルサスマウンテンバイクなんて完全に里山トレイルなどの山特化の乗り物かと思いきや、その走破性の高さにより路面状態を全く気にしなくてよいので、街乗りでも超快適だったのです。ちょっとしたお出かけでも大活躍。

そうなると使用頻度が激減するのが、それまで街乗り用として使っていたGIANT・エスケープR3。エスケープの方がマウンテンバイクよりも当然速いんだけど、その僅かな速さの差よりもオフロードを走れる楽しさや段差を楽に超えることができる便利さの方が圧倒的に魅力的だったんですね。

そんなわけでエスケープR3に乗らないなら、もういっそのことマウンテンバイクが苦手とするロングライド用の自転車に入れ替えちゃった方がいいんじゃない?と思いついちゃったわけです。

もちろんただ入れ替えるわけではありません。せっかくケーキ2GSでバラ完の経験を積んだんですから、今回もバラ完でロングライド用のロードバイクを組み上げていきます。

 

フレームはビアンキのヴィア ニローネ7 アルカーボン

思い立ったら吉日、というわけで、早速我が家にロードバイクのフレームがやってきました。

やってきたのはビアンキのフレーム。ヤフオクで出回っているものの中から、わたしに合うサイズでありかつデザインで最も気になったものを選びました。サイズとデザインの好みだけで選んだので、わたしはこのフレームがどういうものか全く知らないまま、購入しました。

実は以前からクロモリロードのフレームが欲しくてずっと探していたんだだけど、なかなかいいサイズのものがないんですよね。今回はアルミで一旦妥協することにして、クロモリ欲はMTBの方で満たすとしましょう。

 

このフレームの何が気に入ったかというと、白いアルミとカーボンの組み合わせってところがもうドストライク。MTBのケーキ2GSと同じですね。バイクといい自転車といい、わたしは艶ありカーボン剥き出しが好きですが、白色はそのカーボンを一番引き立ててくれるのです。

 

ただ、各部のロゴの主張が激しすぎる点はとても残念・・・。メーカーロゴくらいならまだいいけど、ALU-CARBONとかK-VIDとかCOAST TO COASTとか、搭載している技術とかコンセプトとかが至る所に記載されています。ロゴだらけなのはデザインがうるさくてダサいです。もっとシンプルな方が絶対にかっちょいいのに・・・。

このフレーム、後々調べたらVIANIRONE7 ALUCARBON(ヴィア ニローネ7 アルカーボン)というモデルであることが分かりました。ヴィア ニローネ7はビアンキで一番安いエントリー向けロードバイクで、アルカーボンはシートステーがカーボンになったグレードなんだとか。

このカーボンバック仕様は2014年のモデルチェンジ以降は存在していないので、それ以前の車種というわけです。たぶん2008年モデル?

 

やたらと各部にロゴが入っている点は好みじゃないけど、フレーム自体のデザインはとても好み。クロモリのシュッとした直線的でスマートなデザインも好きだけど、それとは真逆ともいえるカーブを描いたトップチューブや、複雑な形状のシートステーもとても好みです。このカーブを描いた形状は単純なデザインのためではなく、おそらく振動吸収とか理由がある形状なんだろうけど。

 

シートステーとメインフレームの接合部がラグっぽい形状になっているところなんて素敵すぎ!このフレームはエントリーモデルらしいけど、こうやって細部をみると結構手が込んでいる造りになっているのがわかります。

 

シートステーの反対側はボルト留めで、緩まないように溶接してる?こういう造形はバイクの旧車みたいで、わたしは大好きだなー。こういった造りは当然重量面では不利になりそうなので、このカーボンは軽量化が目的ではなく、振動吸収が目的なんじゃないでしょうか?調べた情報ではこのカーボンは表面に巻いてあるだけで、シートステーの芯材はアルミなんだとか。

 

シートステーとフォークの先端はカーボンに加えてより強靭なケブラーまで使われています。ケブラーなんてバイクの部品では実物を見たことすらないというのに、ロードバイクではエントリークラスの車両に使われているなんて!その効果を体感できる自信はさっぱりないけど、なんだかリッチな気分になりますね。

 

傷み具合は年式相当

今回入手したフレーム、一見するとなかなか綺麗なんですが、そこはやはり15年くらい前のモデル。その年月に見合うだけのやれっぷりです。

一番目を引くのか、各部のステッカー類の劣化。特に屋外保管だとステッカー類の劣化は免れませんから、もう見るも無惨な状態。ステムに貼ってあるかっこいいビアンキマークもビロビロだし、

 

ワイヤー類からフレームを保護するシール類もカッチカチに硬化しています。これはみっともない。

 

フレームのトップチューブには大量のガリ傷が。車体をもたれかけさせた時についた傷でしょうか?

ロードバイクってスタンドを装着するのが敬遠されたり、そもそもクリアランスや材質的に取り付けが難しいことが多いようですから、駐車時の扱いが悪いとこのような傷がついてしまうのでしょう。スポーツ用機材だから仕方がないんですが、取り扱いに神経を使う乗り物なのですね。

こんな傷があると当然気持ち良く乗れないので、後々タッチアップしましょう。

 

フォークやシートステイのカーボンにも多少の傷もあります。これらも見た目的によろしくないので、これまで培った経験を駆使してなるべく綺麗に補修したいところ・・・と思っていたら、後日このフレームの上に大型バイクを倒してしまい、更に傷付けてしまっちゃうという・・・。

 

フレームを補修しつつ、部品を集めていこう

というわけで今回はヤフオクで衝動買いしたビアンキのフレームのご紹介でした。年式相当の傷みはあるけど、これなら全然治せるレベル。せっかく形が気に入ったんだから、できる限り綺麗にしていきたいと思います。

また、コンポーネントの大半はエスケープR3で使っているものを流用しようとは思っているんだけど、STIレバーやキャリパーブレーキなどロードバイクならではの部品は別途用意しなくちゃいけないから、フレームの補修と並行してそれらも集めていかないとですね。

 

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