エボ系Buellに関すること

S1にシフトペダル取り付け出来ない問題。エボビューエルのペダルって互換性ないの?

XL系ビューエルと一言でいってもいろんな車種がありますが、そんなのフレームと外装がちょこっと違うくらいでほとんど同じようなもんなんじゃないの?

…そんなふうに考えていた時期がわたしにもありました。

 

M2サイクロンのシフトペダルがS1につかない!

いきなりでアレですが、ビューエルS1の純正シフトペダルってわたし好きじゃないんですよね。

単に鉄を曲げて作っただけのような質感が、なんだか安っぽい社外パーツのように思えてしまうんです。

個人的な趣味で大変恐縮なんですが、わたしが好きなのはアルミの鋳造部品。削り出しとは全く違う、鋳造部品ならではの柔らかい造形がたまらなく好きなんです。

もちろん純正パーツの鋳造部品ってすっごくチープに感じる場合がほとんどだけど、でもそれは仕上げのせい。頑張って磨けばギラギラに光らせることも出来るし、粉体塗装を施せば見違えるような美しさになるはず。

S1のシフトペダルはペラペラだけど、M2サイクロンのシフトペダルはわたしの大好きな鋳造部品なんですよね。

形はちょっとアレだけど、補強リブの入り方なんかが鋳造感たっぷりでモロ好み。これをS1に取り付けたい!取り付けよう!

 

…と思いきや、その目論見は一瞬で崩壊。

 

もうね、全然取り付け出来ないの。試してみるまでもなく、全然だめ。

ちょっとやそっと削ったくらいではどうにもならないくらい、フレームに干渉しちゃいます。赤い矢印がシフトペダルを取り付ける為のステップ軸なんだけど、フレームに干渉して近付けることさえ不可能という状態。

S1とM2ではステップの取り付け位置が違うのは知っていたけど、改めてじっくり見ると周辺のフレーム形状も結構違うんですよね。ここまで影響があるのは想定外だったなぁ。

こちらがS1のステップ取り付け部。赤い矢印部分をシフトペダルを取り付ける部分ね。

そしてこちらがM2のステップ取り付け部。一番下の、縦に長い穴がステップとシフトペダルを取り付ける部分です。

この通り、単純にステップの取り付け位置が違うだけじゃなくて、S1はアイソレーター取り付け部よりも一段低くなっているんですよね。M2の方は段差のないスムーズな形状なのに。

S1とM2のシフトペダルってパッと見た感じの形はかなり似ているんですが、S1の方はフレームとの干渉を避ける為にペダル自体がやや前方にオフセットされているようです。

別にM2の方がオフセットさせたらダメなわけじゃないんだから、どうせなら部品を共通化してくれていたら良かったのに…。

 

X1ライトニングのシフトペダルがS1につかない!

ならばどーだ!?と用意したのがこちらX1のシフトペダル。

X1のシフトペダルには年式によって複数の種類があるみたい?ですが、今回入手したのは先程のM2とほぼほぼ同じ形状のタイプ。大好きなアルミ鋳造部品です。

こうやってX1とM2のシフトペダルを並べてみると、X1の方は取り付け穴よりもペダル全体がほんのちょっとですが前方にオフセットされているのがわかるでしょ?

X1はS1の後継車でもちろんステップ位置もM2より高めだから、このオフセットはそのステップ位置の違いによるもののはず。きっとフレームとの干渉を避けるためのはず。

ということは、これなら絶対取り付けることができるでしょ!?

 

…と、思いきや、

 

結果は取り付け不可…。

いや、取り付けること自体は出来たんだけど、やっぱりフレームと干渉して可動域が全然ダメ。これも使い物にならーん!

 

クランクケースに取り付けた方がよい?

というわけで今回は、S1にはM2のシフトペダルも、X1のシフトペダルも取り付け出来ませんでしたってご紹介でした。無念だ…。

M2とS1のステップ取り付け位置が違うのは知ってたけど、ここまで違うことと、X1とS1でシフトペダルの互換性がないのは完全に予想外。

こうなるとS1純正部品を組み込むのが確実な解決方法なんだけど、うーん、やっぱりあのデザインはあまり好きじゃないんだよなぁ。

かといって社外パーツは削り出し感たっぷりでやはりわたしの好みじゃありません。

となると、残された手段はXB系ビューエルのようにプライマリーカバーにシフトペダルを取り付ける方法。これならフレームとの干渉を気にしなくてもよいはず!

というわけで、続きはまたプライマリーカバー取り付け後に考えることにしましょう。

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