基礎工事とガレージ本体の組み立て

バイク専用ガレージをヨドガレージのラヴィージュ VGB-2652という国産スチールガレージ(つまり、物置)で製作することが決定し、早速ネットショッピングでガレージ本体を発注。勢いって怖い…。それにしても、最近はこんなでかいものですらネットで簡単に購入できちゃうんですね。

 

早く届いて欲しくてウキウキが止まりませんが、ガレージ本体が届くまでに基礎工事業者の選定・倉庫の組み立て業者の選定・基礎工事を完了させなければいけません。

ネットショップでの購入は費用を大幅に抑えることが出来るというメリットがある一方で、こういった段取りは自分でしなきゃいけないというデメリットもあるんですね。

 

基礎工事

まず基礎工事についてなんですが、今回は知り合いの工務店に依頼することに。

ガレージ本体のメーカー(今回の場合はヨドコウ)から基礎の図面をダウンロードすることができますので、その図面を工務店に渡して発注するだけ。作業自体はとっても簡単なんですが、図面一枚間違えると大変なことになるので、もう、ドッキドキ。会社でのお仕事と違ってミスっても誰もフォローなんてしてくれません。まさに、自己責任。

必要となる基礎は、逆T字型の断面になっている"布基礎"と呼ばれるもの。まずはショベルカーで穴を掘り、そこにコンクリートを流し込んで一度硬化させていました。

 

穴に流し込んだコンクリートには鉄筋が垂直に立てられており、この後この鉄筋を囲うようにして型枠を製作します。そして、型枠に再度コンクリートを流し込んで、立ち上げ部を制作するのです。

 

ガレージ内の床部分も含め、数回に分けたコンクリートの流し込みにより、このような基礎ができました。わたしは見てるだけなんでむっちゃんこ楽チン。

気になる施工費は、およそ25万円。ガレージ本体とほぼ同程度になりました。

ガレージの基礎工事費がどの程度かなんて今まで一切知らなかったので、正直見積もりを頂いた時は「え~?こんなに高いの!?」と思ったものです。しかし、実際の作業を見ていると、こんなもの素人がDIYで到底できるものではないことをヒシヒシと感じたので、今となっては「そんなもんだろうなぁ」という感じです。

ちなみに、これが布基礎ではなくブロック基礎(コンクリートブロックを並べる施工法)ならもっーと安くなるそうです。というか、個人でも頑張れば施工できる工法らしいですが、ブロック基礎だと建築申請が下りないというもっぱらの噂。

倉庫一つを立てるのに建築申請をするかどうかはまた別の問題ですが、そういった構造には危険性があるということなのでしょう。今後永く付き合っていくはずの愛しのガレージに不安な点があってはいけませんので、わたしはメーカー指定の布基礎で施工しました。

 

近日中にメーカーからガレージ本体が届きますので、このアンカーボルトを使用して基礎の上に組み立てていくわけですね。とても楽しみです。同時に、寸法がばっちりかどうか不安でドキドキもしています。

 

試しにXBを置いてみました。

壁が有ると無いとでは圧迫感は全然違うと思うけど、これだけスペースがあれば広々と作業できそうです。収納スペースや作業スペースを考慮しても、もう一台は十分置けそうですね。

 

ガレージ本体の組み立て

基礎工事も無事終わりましたので、続いていよいよガレージ本体の組み立てです。

スチールガレージの組み立ては大人2~3人がいれば素人DIYでも可能なようですが、今回は諸々の事情で断念。基礎工事をお願いした知り合いの工務店さんに依頼しましたので、私はな~んにもやっておりません。

2015年の年始早々、ネットショップで注文したスチールガレージが届きました。インターネットでガレージが買えるなんて便利な世の中になったもんですが、手軽さと安さと引き換えに注意点もあります。

注意ポイント

①搬入経路
②荷受けの人員

<注意点①> 搬入経路

これはホームセンターとか工務店で注文しても同じですが、ガレージなんてでかい物が届くんだからそれなりの搬入経路が必要です。今回注文したネットショップでは、4tトラックが侵入できない土地へのお届けはできないそうです。家の前の道路が狭い方は要注意!

 

<注意点②> 荷受けの人員

これがかなり厄介な問題。

お届けの条件として、荷受けには、2~3人手配して下さいお届けは原則平日に限りますの2文が。

休日であれば友人に頼み込んで荷受けの人員を確保することは容易ですが、平日に同じことをするのは普通の会社勤めには結構ハードルが高いこと。その為、荷受けを含めて組み立てを工務店さんに依頼することにしたのです。

そんな訳で、搬入から荷下ろし、組み立てまで私は完全ノータッチ。

ガレージ建設なんて人生でそう何度もあることじゃないので勿体ない気もしますが、見ているだけでも十分楽しいものです。大掛かりな組み立て作業は素直にプロにお任せして、私はその後のガレージカスタムに専念することにしましょう。

工務店さんは2人がかりで作業されていて、荷下ろしから始まった1日目の作業では写真の状態まで組み立てが進みました。ちょくちょく見させていただくと、パネルに結構な長さがあるので力の入れ具合がまずいと簡単に折れて皺が寄ってしまうようです。これは素人がやるのは結構難しいんじゃないか?

 

そして2日目。

この日私はお仕事だったのですが、仕事から帰ってきたらもう既にガレージができあがっておりました。

外観は完全に倉庫。

農業やっている方が農機具とか軽トラとかをしまうのによく使っているやつと全く同じです。しかし!それでも!バイク専用に使えるガレージができたのはとても嬉しいものです。これからいろいろカスタムして、使いやすく、そしてカッコよくするぞ!

 

内部。

広さ的には車一台をゆったりと止めることができる位のスペース?こう何もないと結構広く感じます(後々、この感想は全然間違っていたことに気が付きます)。

 

輸入物のスチールガレージである"ユーロ物置"では倉庫内の湿気を逃がしたりする為に壁と屋根の間に意図的に隙間が設けられているようですが、国産のヨド物置にはそういうものはありません。

ところどころ極小さな隙間はありますが、基本的に屋外とツーツーではありません。オーストラリアよりも日本の方が湿気が多そうなのに、なんだか不思議ですね。

湿気が籠ったり、倉庫内がものすごい高温になるのは困りますが、かといって屋外とツーツーで虫が入り放題というのも困ります。果たしてどちらがいいのか、今後使ってみて確認ですね。

 

天井の様子。天井と言えば今後部品などをぶら下げて便利に使いたい部分。

構造は梁が一本、そしてブレースが張られています。梁はそこそこ丈夫な鋼材なので、多少思い部品などもぶら下げられそう。バイクのタイダウンは…怖いからやめときましょう。できそうな気はするけど、絶対メーカーは推奨しなさそうだし。

当たり前なんですが、ブレースは細いスチール製の丸棒なので、下方向に対する剛性はあまりありません。軽い樹脂製の部品程度ならぶら下げても大丈夫かな?といった感じです。

 

バイク入れてみたよ!

長いこと屋外で保管していたBuellさんがついに屋内保管になりました。

また、これまで室内で多大なスペースを占領していた部品や工具類も放り込んでみました。お陰様で室内は超すっきり。

倉庫内は意外とまだまだ余裕たっぷりなので、このスペースをどう活用しようか楽しみですね。

※この”余裕たっぷり”というのは大きな間違いであることに数年後気が付きます。