サイクロンM2のフレーム入手…って、これ事故車じゃないか!!

サイクロンM2買ったよ

BuellのサイクロンM2買っちゃった!……と言うにはあまりにも違和感のある、荒々しい梱包の2つのダンボール。

でもこれがわたしがサイクロンM2を組み立てていく為の第一歩なんです。

大きい方のダンボールの中身は…

サイクロンM2のフレーム!

バイクの本体ってどの部分?と考えた時、その答えは間違いなくこのフレーム部分。このフレームに刻印されている車体番号こそがバイク本体であり、その車体番号に対して車検証などの書類が発行されるんですよね。

だからこそ、一番最初に手に入れるべきはやっぱりこのフレーム。これでわたしも今日からサイクロンM2のオーナーだぜ!バッラバラだけど…

 

ちなみにもう一つの箱にはスイングアームとか、リアサスペンションとか、ステムとかいろいろ小物が入っていました。

どうやら前オーナーさんもわたしと同じようなことを考えていたみたいですが、この部品の揃い具合から早々に断念しちゃったみたい。

 

サイクロンM2のフレームはこんな感じ

さて、改めてこちらはBuell サイクロン M2のフレームです。あまりに汚かったので、とりあえず洗いました。

エリック・ビューエルはXBシリーズの開発の経緯についての雑誌インタビューの中で、「パイプフレームは美しいだけだ。それ以上の魅力はない。」と語っていました。その意味はXBの極太アルミフレームこそ最高!ってことなんでしょうけど、私は"やっぱり美しいのはパイプフレームなんじゃん!!"って思ったものです。

たしかに、トリレスフレーム(パイプフレームの一種)のイメージがとても強いDucatiでもスーパースポーツであるパニガーレではアルミモノコックフレームを採用していますもんね。でも、一方で最新機種でもディアベルやモンスターといった車種では従来のトリレスフレームを採用しているところを見ると、パイプフレームとアルミフレームの性能差なんて公道レベルじゃ分からないってことなのかな?

 

とはいうものの、このサイクロンM2のフレームはどう見てもXB系Buellのフレームよりも貧弱そう。左右のフレーム連結するような補強材もこんな細いパイプ一本ですし。そんなハードな走りをする予定なんて全くないけど、XB系Buellとはだいぶコンセプトが違うみたいですね。

 

パイプフレームのBuellはどいつもこいつも似たような形状をしているように見えますが、実際はいろいろと違いがあります。特にS1・M2とX1とでは全然違います。バッテリートレー辺りを見るとわかりやすいですよね。

 

そして、S1ライトニングとサイクロンM2とではリアセクションの形状が違います。当然、サイクロンM2の方が長いのです。でも、この長い部分をぶった切ってS1の外装を被せた”なんちゃってS1仕様”にすることも可能。

ちなみに、サイクロンM2のエンジン出力は最初はS1ライトニングの90psに対して83psと廉価版チックなスペックだったみたいですが、その後91psにモデルチェンジされていますので、”なんちゃってS1仕様”のつもりが”ほぼS1仕様”というなんだかよく分からないことになる可能性も。他もいろいろと違うけど……

 

タンデムステップのブラケットはフレームと溶接固定されています。「バイクはな…一人で乗るから単車って言うんだぜ、ボウズ…」っていう人はタンデムステップを取りたいかもしれないけど、残念ながらXB系Buellとは違ってそのようなことは出来ません。

 

これ、事故車じゃないか!!

せっかく付属品にステム一式も入っていたので、せっかくなので試しにステムも組付けてみることに。

XB系Buellもそうなんですが、日本車と違ってステムナットがない構造をしており、ステムアンダーとトップブリッジはたった一本のボルトで固定するような構造みたい。ちなみに、その固定するボルトはスポーツスターのものと同じネジ径のようですが、長さが明らかに違うようです。Buellの方が長いんですよね。

スポーツスターと共通の寸法なら今後も部品供給は安定だというのに、なんでこうもわざわざ寸法を変えちゃうかな~?

 

さて、ステムを組んで気が付いたのですが、ハンドルストッパーがありません。ハンドルバーがフレームに当たるまでハンドルをきることができてしまいます。

これにはかなり悩みました。

というのも、サービスマニュアルには一切記述がないし、インターネットでいくら調べてもBuellのハンドルストッパーの情報を得ることができなかったんですよね。

 

それもそのはず。なんとXL系buellにはハンドルストッパーがないみたい。

その代わり、フレームにスライダーのような樹脂が取り付けられており、こいつにフロントフォークが当たることでハンドルストッパー代わりになっているのです。パーツリストによると、その名は"BUMPER,fork tube"。まんまやんけ!!

フレームに、フロントフォークをぶつける!?こんな構造、絶対おかしいよ!!

だって、ほら、右側なんてそのバンパーが割れちゃってるでしょ……。このバンパーって、今でも部品入手できるのかな?

そして……

フレームも凹んでいるじゃないか。

そうか……この凹みはフロントフォークがめり込んだ跡だったのか……。つまり、このフレームは恐らく事故車から取り外した可能性が高いということです。転倒してフォークがフレームにめり込んで、その衝撃でハンドルストッパーも砕け散ったんでしょうね。

XB系Buellもそうなんですが、転倒すると即フレームにダメージが行くような構造は勘弁して欲しいものです。

 

車検を通さず名義変更しよう

フレーム=バイクの本体であるとは冒頭で書きましたが、個人売買で手に入れたバイクのフレームはまだ書類上は他人の物。というのも、バイクの名義変更は車検(=国への登録作業)の時にしかすることが出来ないからです。

すぐに乗り出すことが出来るような中古車ならそれでもいいんだろうけど、わたしのサイクロンM2はとてもじゃないけどまだ車検を取得できるような状態ではありません。エンジンのオーバーホールやフレームの加工・塗装なんかしてたらあっと言う間に数年単位の作業となるでしょう。

そんな長い期間、他人名義のバイクに一生懸命手を加えるというのもなんだかすっきりしないもの。

そこで、名義変更ではないけど、車検を取得せずに書類上わたしの所有物であると記録するような手続きを行いましょう。それが所有者変更記録っていう手続きです。陸運局に行けば個人でも簡単に行うことが出来ますよ。

このサイクロンM2のフレームに対して実際に行いましたので、その方法はこちらの投稿をどうぞ。

 

事故車だけど、とりあえず作業は進めよう

というわけで、今回はバイクの部品の中で最も重要と言えるフレームのご紹介でした。

事故車であるっていう事実は無茶苦茶ショックだったけど、個人売買の中古部品なので仕方がありません。個人売買って怖いですね~。

とはいうものの、車体を組み上げるのに必要な部品は全くと言っていい程まだ揃っていませんので、まずは予定通り他の部品の収集を行いましょう。その過程で状態のよいフレームが見つかったら買い直しても良いですもんね。

 

次:サイクロンM2のエンジンの種類とクランクケースの入手

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