バイクの日記

固着したブレーキキャリパーのピストン抜きの方法。中古部品は状態が悪いのが当たり前?

当ブログでは自分でも呆れてしまうくらい何度も、倉庫が片付かな〜い、部品だらけ〜、と大変お見苦しい悩みを曝け出しております。

次から次へと中古部品を買い足してしまうわたしの性格が最大の原因なんだけど、敢えてそれ以外の要因を挙げるのであれば、中古部品の状態の悪さが挙げられます。

いやね、ヤフオクで購入した部品って、すっごく状態が悪いものが多くない?

そりゃ要らないものを売ってるんだろうから当たり前のことなんだろうけど、それにしても状態が悪過ぎます。

特にヤバいのがブレーキパーツ。

キャリパーの場合だとピストンツールでピストンが抜けるものに今まで出会ったことが無いし、マスターシリンダーの場合は腐食したりガチガチに固着しているものばかり。もちろん、たまたまかもしれないけど。

ビューエルってわたしのようなまったり派は少なくて、走り大好き系が大半を占めていると思っていたもんだからこれはかなり意外。ブレーキ周りのメンテナンスがされていないビューエルさんは意外と多い?それとも、放置されている車両が多い?

ピストンが抜けないキャリパーや固着しているマスターなどの部品は分解や洗浄に手間隙が掛かりますから、入手してもすぐに片付けることが出来ません。そんな洗浄待ちの部品のせいでガレージの場所がみるみる圧迫されちゃうのです。

じゃあ買わなきゃいいじゃないか!というごもっともな意見が聞こえてきそうですが、お安いお値段で出品されているのを発見すると、ついつい買っちゃうんですよね~。

 

なので、時間をとれる時に少しづつでもこれらの部品を片付けていくのです。今回はピストンがピクリとも動かないリアブレーキキャリパーをやっつけよう!キャリパー、絶対こんなにいらない…

 

あまりに汚いので、まずは中性洗剤で丸洗い。これは隅々まで綺麗にする為ではなく、これから先の作業の時に手がドロドロに汚れないようにする為です。

 

ある程度綺麗になったら固着したピストンを抜きにかかりましょう。

固着したピストンを抜く方法にはいろいろありますが、油圧で抜く方法が一番確実で、そして結果的に一番時間が掛からないように感じます。急がば回れってやつですね。

 

用意したのはXB系のフロントブレーキマスター一式。あると役立つお古パーツ。もちろんシール類やクラッシュワッシャーすら本来廃棄しているはずのお古なのですが、こうやって役立つことがあるから物を捨てれないんですよね~。

 

それを適当なハンドルバーや万力と組み合わせて、あっという間に簡易的なブレーキシステムが組み上がりました。あとはフルードを入れてエア抜きするだけ。

わたしはエア抜きに苦手意識があるんだけど、この作業ではピストンが動きさえすればよいから、エア抜きはきっちりじゃなくても大丈夫。というか、エアが抜けなくても、ある程度油圧が掛かればピストンが勝手に動き始めます。

 

抜けた!

固着したピストンは本当に厄介で、ピストンツールなどの方法ではそうそう抜くことが出来ません。しかしながら、このように油圧を使えばスッと抜くことが出来るのです。油圧って、すごい!

 

ピストンが固着しているのも納得の内部の状態。汚いなぁ。

 

でも、キャリパー本体の腐食は無さそうだから、まだまだ使えそう。

キャリパーの清掃をきちんとしようと思ったら結構時間が掛かりますが、予備のキャリパーを持っていたらオーバーホールの際にアッセンブリ交換が出来るから作業時間を大幅に短縮出来るんですよね。それでも、何個もあっても仕方がないのですが…

こいつらもせっかくピストンを抜いたのだから、じっくり時間を掛けてしっかり綺麗にしてやりましょう。

 

取り外したピストン。

どいつもこいつもなかなかの固着具合でしたが、ピストンの状態は物によって随分違いました。左側はパッド残量が少ない状態での放置期間が長かったのでしょうか?いくら固着が酷くても、パッド残量が十分でピストンがあまり出ていないものは状態がマシであることが多いように感じます。

 

というわけで、本日は中古で入手したブレーキキャリパーのピストン抜きの作業のご紹介でした。

わたしは結構ヤフオクで中古パーツを買い漁りますが、このように状態があまりよろしくない部品が結構多いんですよね。傷みやすいブレーキパーツは特に顕著だと感じます。

人のふり見て我がふり直せというわけではありませんが、大切な愛車のブレーキ部品がこんな状態にならないよう、定期的なメンテナンスを欠かさないようにしたいものですね。

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