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三ヶ島『GAMMA Ezy Superior』レビュー。高級フラットペダルの違いは素人でもわかるのか?

 

安全第一でかつ運動目的で自転車に乗っているわたしは、完全なフラットペダル派。ビンディングペダル?ペダルに足を固定して公道を走るだなんて、おぉ!クレイジー!!という思想の持ち主です。

そんなわたしは長いことAmazonで購入したGUB(中国は深圳の自転車部品の商社?)製のペダルを愛用してきました。別にそれで全く不満はなかったんだけど、7月のプライムデーセールでフラットペダル界隈の鉄板アイテムとされる三ヶ島ペダルを衝動買い。

口コミ上では絶賛の意見が圧倒的に多いこのペダルをどう感じたのか!?率直な素人意見を紹介させていただきます。

 

『三ヶ島ペダル』開封の儀

というと大袈裟ですが、随分立派なパッケージをしています。

一口に「三ヶ島のフラットペダル」と言っても、三ヶ島ペダルにはいろんなフラットペダルがあるみたい。今回わたしが購入したのは『GAMMA(ガンマ) Ezy Superior』というモデルで、最もロードバイクにもMTBにも共用できそうな感じのGAMMAペダルに、クイックリリース機構を組み合わせた製品。

 

ペダル本体の他、ペダル取り付け部が凹んでいるクランクアーム用のスペーサー2枚、そして取り外したペダルを収納する袋が付属します。

 

各部の作り

ペダル本体は軸受け部と踏み込み部が分割されている3ピース構造。

「三ヶ島ペダルは回転軸の両側にベアリングが入っているのが特徴の一つ」と口コミで見たんだけど、この時点ではさして回転の軽さは感じません。セラミックプーリーのようにシャーっとは回らない。でも重要なのは空転時の滑らかさじゃなくて負荷がかかった時の滑らかさ。この状態ではまだ回転の良し悪しなんてわかりっこないのです。

 

軸受け部はメッキチックな質感だけど、踏み込み部は荒目のブラストをかけたような超梨地。汚れが溜まりそうだなぁというのが率直な感想だけど、ピンを取り外しても滑り止め効果が残るようにしているのかもしれない。

 

ちゃんと反射板がついているので、夜道での走行でも安心。反射板の裏に六角ボルトが見えますが、このボルトが踏み込み部と軸受け部を締結しているもの。

 

今回わたしはスタンダードなタイプではなく、Ezy Superiorという脱着可能なクイックリリースタイプを選びました。車に載せる機会と集合住宅の室内に持ち込む機会がとても多いので、出っ張ってしまうペダルはできれば毎回取り外したいのです。

 

ペダルを簡単に脱着できるのはほんとうに便利で、これまで使用していた中華系パーツのペダルもクイックリリース機構があるタイプ。

 

このGUB製のペダルのクイックリリース機構は金属製のカプラーによるものなんだけど、走行中に意図せずカプラーが作動しないように黄色い樹脂製のストッパーで固定するようになっています。黄色い樹脂ストッパーが取り付けられている限りは、ぜーーーったいにペダルが外れない。

 

一方、三ヶ島ペダルのクイックリリース機構はなんだか見た目からして全く違う感じ。ペダルの固定方法そのものは先ほどと同じカプラー構造なんだけど、あれ?カプラーが全く動かない・・・。

動かない理由は、カプラーそのものにストッパー機構が組み込まれているから。カプラーにはストッパーとなるピン(画像の赤矢印部分)が埋め込まれており、カプラー外側の部品には一箇所だけピンが干渉しないように逃がし加工(画像の緑矢印部分)がされています。

 

カプラー外側の部品をグイっと回してピンが干渉しない位置関係にしないとカプラーが動かないのです。よくできた機構だなぁ。

なお、GANMAペダルのEzy Superior機構有りの公式価格(税込)が14,234円、Ezy Superior機構の無いスタンダードタイプが7,876円だから、価格差は6,358円。このEzy Superior機構にいかにお金がかかっているかが分かります。

なお、中華系のクイックリリースペダルは4,000円弱で購入することができますので、使い勝手にどの程度の違いがあるのかが非常に気になるところ。価格だけ見ると、とんでもない差があります。

 

ところで、お値段が大きく異なるこの2つの製品。カプラー部の機構はこれまで使っていたものと全然違うけど、差し込み部の形状はなんだか同じっぽく見えませんか?

 

試しにこれまで使ってた中華製ペダルのカプラーに三ヶ島ペダルを差し込むと、ごくごく当たり前のように取り付けることができました。カプラーの機構は違うけど、寸法自体は同じなんですね(もちろんメーカー側からすると非推奨に決まっているけど)。

 

少し躓いた取り付け作業

取り付けることができるからといって、もちろんそのまま使うわけにもいきません。早速これまで使っていたペダルを取り外して三ヶ島ペダルを取り付けましょう。

取り付けましょう!といっておいて作業開始1分で躓きました。手持ちのペダルレンチではどう頑張っても入らない。これ、取り付ける時はどうやって取り付けたんだ、わたし!?

 

仕方がないからとにかく薄いことが特徴のハブレンチを購入。

 

無事取り外すことができました。これ、もしペダルが固着していたら破壊せずに取り外すのは無理だったかもしれない。

 

取り付けは簡単。着脱式ペダルということで今後ペダル取り付け部を取り外す機会は激減するだろうから、ネジ山には固着グリスを塗っておくのを忘れずに。

なお、わたしが使用しているクランクアームのように、ペダル取り付け部が少し凹んでいるタイプでは付属のスペーサーを入れるのをお忘れなく。入れないとペダルレンチが入らない事態になっちゃうかも。

 

気になる三ヶ島ペダルの使い心地は?

誰もが絶賛する三ヶ島ペダル、どんな使い心地なのかとワクワクしながらいつもの勝尾寺ヒルクライムにいってきました。

結論から言うと、もう、全然違いが分からない。

いつもよりスムーズに回るー!とか、タイムが気持ち早くなってるー!とかいったことはありません。なんならこの猛暑のせいだと思うけどいつもより30秒から1分くらい遅くなってるし。

そして、これはわたしが悪いんだけど、初めて使った日はペダルの固定が完璧じゃなかったみたいで、走行中にペダルを落っことしました

見栄えはちょっと悪いけど、ロックできているかどうかが曖昧になりようがない樹脂インサートタイプの方がいいな、と思っちゃいました。ミスをするユーザー側が悪いとはいえ、安全対策って万が一ミスをしていてもカバーできるものの方が優秀なわけですから。

というわけでいまのところこれまで使っていた中華製ペダルの3倍の価値があるようにはまったく感じていないんだけど、他ならぬわたしがわたし自身の感覚を信じていないので、とりあえずは引き続き使い続けていきたいと思います。多くの人が絶賛しているんだから、きっとそのうち何かしらの違いを感じることができるはず!?

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