バイカーの多くが憧れるであろうバイク専用ガレージ。思いがけずそんな素敵なものを遂に手に入れてしまったわたし。
しかしながら、念願のマイガレージは文字通りスチール物置そのまんまの状態。だってスチール物置だもん。とてもじゃないけど、思い描いていたバイク専用ガレージとは似ても似つかない雰囲気です。
しかしそんなことは建設前から百も承知のこと。これからはよりカッコよく、より使いやすくする為にどんどん改造していきたいと思います。
それはそうと、このお写真に写っているBuellさんのタイヤ、やたらと白いと思いませんか?
改造するぞ~!とせっかくモチベーションが上がっているのに、ガレージ関連の最初の作業はまさかのトラブルへの対処です。
ガレージの床が白い埃まみれ!
倉庫が出来てすぐに気が付いたんですが、やたらと白い埃が発生するんです。
果たして”埃”と言っていいのか分からないけど、コンクリートの床を触るとこのように白っぽい細かい砂のようなものがついてしまうのです。
バイクのタイヤも真っ白、靴の裏も真っ白、その靴で歩いたお庭も真っ白。もう、すっげー真っ白。イメージ的にはチョークの粉が一番近いかな?
せっかく車体や部品を綺麗に保管できる為のガレージなのに、こんなんじゃ逆にいろんなものが真っ白けっけになってしまうじゃないか!
この白い粉の正体はグーグル先生に聞いても分からなかったので、とりあえず一回荷物を全部出して床を洗ってみました。
調べても同様の問題がヒットしないということは、コンクリートそのものの問題じゃなくて、組み立て工事の時に発生した埃かもしれません。もしそうなら綺麗さっぱり洗い流したら、無事解決するはず。いや、そうであって、お願い!
ほら!綺麗になった!
と一安心したのも束の間で、しばらくするとまた例の白い埃がでるようになりました。あぁ…
うっすら気が付いていたものの認めたくなったのですが、恐らくあの白い埃はコンクリート由来の汚れで、埃が発生するということは表面が細かく削れているってこと?コンクリートが脆いってこと?
もしかするとしばらくすれば収まる可能性もありますが、少なくても今の段階ではとてもじゃないけどこのままの状態で放っておくことができないレベル。もう、何もかもが真っ白けっけになっちゃいます。
そうだ、木張りの床にしよう
嘆いていても白い粉は付着するのは変わらないので、とりあえず緊急でダンボールを敷き詰めました。こうするとゴロゴロ寝転ぼうが白い粉はつきません。
当たり前のことなんですが、白い粉が靴の裏に付着しないってすっごく快適。自分でも気が付いて無かったんですが、この白い粉の付着ってかなりストレスに感じていたようです。
ん?待てよ?
ダンボールを敷いて快適…ということは、見た目の良い何かをガレージ一面に敷いたらこの問題は解決するんじゃないの!?
そう閃いたわたしは、すぐさまホームセンターに行って大量の木材を購入してきました。
この大量の木材をガレージの床一面の敷き詰めるんです。木材なら見た目も申し分ないし、むしろ殺風景なスチールガレージの雰囲気を大幅に和らげてくれるはず。白い粉の対策をしつつも、ガレージの質感まで改良しようという欲張りな計画です。
木工なんて中学生の技術の授業依頼ですが、果たしてうまくいくのでしょうか!?
購入してきた材料は、SPF材の1×4材と2×4材。
SPF材っていうのは北米産の針葉樹由来の木材の総称で、加工性の良さと価格の安さから様々な用途で使用されているとてもオーソドックスな木材です。ホームセンターに行けばまず置いてあるので、簡単に入手することが出来ますよ。
1×4とか2×4というのは寸法の規格で、北米らしくインチでの寸法を示します。とはいうものの、このサイズはどうやら乾燥前の寸法のようで、木材として売っている寸法はそれらよりも一回り縮んているみたい。
今回購入してきた木材を並べてみると、全く同じ寸法の木材を購入してきたはずなのに長さはマチマチ。木材の材料の寸法は結構適当なもののようで、必ずしも表記されている通りではないみたい。
同じ長さでビシッと揃っていればそのまま使用できるのですが、こうも違うと全ての木材の長さを一定にする為に加工する必要がありますね。
というわけで、早速ジグソーでバシバシ切っていきましょう。
SPF材は柔らかくて加工性がとても良いですが、それでも本数が多いので手作業での切断はやっぱり大変。手鋸は早々に諦めて電動工具に頼りましょう。電動工具って便利!
切断面はささくれ立って危ないので、サンダーでちゃんと面取りしときます。
バイクの改造で使うステンレス、いや柔らかいとされるアルミと比べても格段の加工性の良さ。面白いくらいにモリモリ削れます。バイクの部品もこれくらい簡単に削ることが出来たら、もっと作業が捗るのになぁ。
ところで、このSPF材の加工しやすいというメリットですが、それは木材の密度の低さによるものなんです。木材の密度が低いということは一般的には耐久性の低下や腐食への弱さに繋がると言われておりますので、屋外での使用にはまず耐えることができないとされています。
今回の使用環境はガレージの床という屋外に近い屋内という環境だけど、どの程度もつのかは全く分かりません。腐ったら嫌だなぁ…。
何年使えるか今心配しても答えが出る訳もないので、とりあえず加工した板をバンバン組み込んでいきましょう。
切断した1×4材を2×4材の上に並べていって、釘で固定していきます。床張りは作業が進んだ分だけ見た目が大きく変化していくので、とても楽しい作業です。
”SPF材は腐りやすい”という先人の教えを十分に考慮し、床下に湿気が溜まらないよう外側には換気用の穴を設けることにしました。これで少しは長持ちしてくれたらいいんだけどなぁ。
すべての木材を張り終えました。この木張りのスペースは主に予備部品を置いたり、のんびりくつろいだりするスペースにする予定です。
うん、以前の殺風景さがかなり改善されている!超いい感じ!!
バイクを停める部分はシートで対処
木張りにして、問題解決!!
…と言いたいところなんですが、残念ながらこのままではまだバイクを停めるスペースがコンクリートのままなので、例の白い埃を完全に防ぐことができません。
バイクを停めるスペースまで木張りにしてしまうと、ガレージ入口と高低差ができてしまい、バイクの出し入れが困難になってしまうんですよね。
使い勝手が悪くなるのはちょっとなぁ…何かいい物ないかなぁ~…とホームセンターをうろついている時に発見したのがこちらの床材。
縞鋼板風のデザインですが、硬めのビニール製。本来の用途は滑り止めのようですね。厚さは1mm位なので、バイクの出し入れには全く影響なさそう。
それを木張りスペースに一部差し込むようにして、残りの床全体に敷きました。
これで例の白い粉とは完全にオサラバできるはず。見た目もなんだかお洒落になりましたよ。
おまけ;照明はこれ使ってます
我が家のガレージは所謂スチール物置なので、照明がついていません。
今のところきっちり電気工事をして電気配線を引き込む程の必要性は感じていないので、とりあえずホームセンターで買ってきた投光器を使っています。電源は母屋の外部コンセントから延長コードでとってます。
たかだか数百円の照明ですから大して期待していなかったんですが、これがまぁ、明るいこと、明るいこと。単純な光量だけなら、これ一個でもかなり明るいです。とはいうものの、光量以前に光源が一箇所だけだと陰影のきつさで細かい作業がしにくいので、せめて反対の場所にもう一箇所くらい光源はあった方が良いことが分かりました。
それでも、投光器2つで費用は千円ちょっと。安い…やっぱり安い…。
電気を倉庫内に引き込むのにもお金が掛かりますし、これなら必ずしもガレージ内に電気を引き込む必要は無いなぁ…と感じています。