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手組みホイールのトラブル。ニップルが緩んで仕方がない原因は中華製スポーク

 

素人が頑張って手組みしたロードバイク用のホイール。その出来栄えには控えめにいっても大満足。だけど、組み上がってから1年以上経過した頃くらいからニップルが緩んで仕方がないというトラブルが発生しているんです。

原因は完全にわたしの作業ミス……なのか?これ?

 

トラブルを起こしたホイールの仕様

振り返りになるんだけど、こちらが今回問題となった手組みホイール。

部位 メーカー パーツ
リム TNI AL22
ハブ シマノ FH-7700
スポーク CNスポーク 名称不明のSUSスポーク
ニップル SAPIM 名称不明のアルミニップル

重量は前後で1.7kg(リムテープ・クイックリリース無し)。軽量ホイールを手組みするときの鉄板アイテムとされるTNI AL22を使用しているものの、前後32Hなので軽量重視という仕様ではありません。

でも、重量とは性能とか細かいことはどうでもいんです。重要なのはステンレス剥き出しのスポークとシルバーのハブとの組み合わせがわたしの好みにドストライクだということ。

やっぱりね、見た目と質感はとても大切です。趣味なんだから。

 

トラブルの症状

最初に気が付いたきっかけはホイールの剛性の低下。

そんな鋭い感覚のことをいうつもりはありません。ある日、誰でもわかるくらいに漕ぎ心地がぐにゃぐにゃになったんです。

あれ?おっかしなー……と思ってホイールをチェックしてみると、ニップルが指で回せるくらいに緩んでいるんですよ。そういう状態だとスポークのテンションなんてほぼかかっていません。そりゃぐにゃりますよね、って感じ。

1回目はそういうこともあるもんなんだなーって思ったくらいでそれほど問題視していなかったんだけど、その後も同じ症状が続くもんだからいよいよこれは何かおかしーぞ?ってことに気が付いたのです。

その後継続して症状を確認してみると、緩むニップルとスポークはいつも同じ個所で2箇所あることがわかりました。ちなみに、緩んだ時にスポークテンションを測ってみると、もはやスポークテンションメーターでは測定できない範囲(41kgf未満)まで緩んでいることもわかったんです。

 

バラして原因発覚?原因はスポークの長さ違い

決まった場所のニップルが定期的に緩むのはどう考えてもおかしいし、対処療法にすぎないニップルの増し締めだけでどうにかならないのはもはや確定的。

というわけで、ダメ元でとりあえずバラしてみました。

バラしてみたところではたして原因が分かるのか?と不安でしたが、それ以外の方法も思いつかないのでとりあえず分解。

 

結果、なーんとなく怪しい箇所が見つかりました。

 

それはスポークの長さのバラツキ

大変不思議なことに、ノンドライブ側の16本のスポークの中に5本長いスポークが混じっていたんです。

スポークの長さは適正値から多少外れていてもニップルのねじ込み部で調整されるから問題ないはずなんだけど、それはあくまでも”多少”の場合。今回は最大で5mmほど長かったので、いくらニップルを締めてもスポークテンションが上がっておらず、ゆるゆるのスポークテンションと走行の振動で徐々にニップルが緩んでいったんだろうなぁ。

 

問題があったのはノンドライブ側だけで、ドライブ側はきれいに長さが揃っていました。

わたしは自転車屋さんじゃないんだから、これだけ長さの種類の違うスポークなんて持っていません。つまり、このバラツキは最初っからとしか考えられないんです。

ステンレス製のスポークを安価に販売してくれているCNスポークのスポークを使っているんだけど、組むときにわざわざ長さのチェックなんてしていなかったのがわたしの反省点。安い製品には理由があるんだから、価格の安さの分はユーザー側が補うつもりじゃないとこういう痛い目を見ちゃうのです。

あと、ホイールを組むときは振れと締め込みの感覚 だけじゃなくてちゃんとスポークテンションも確認しておかないと、ということも今回のトラブルでの大きな学び。そもそもテンションを測っていたら最初から気が付いていたはずなのです。

 

正しいスポークで組み直し

スポークの長さのバラつきがほんとうに原因なのかどうかは分からないけど、とりあえず全てのスポークの長さをチェックして組み直します。

この機会にハブはデュラエースからアルテグラに変更。手組み用のパーツがどんどん入手しにくくなっているので、デュラエースはなんとなく温存しておこうと思ったんです。デュラエースなんてわたしには勿体ない。取り外したデュラエースのハブは当面は観賞用かなぁ。

後々わかったことなんだけど、ラチェット音が静かなシマノのハブのなかでも、このアルテグラのハブは ひときわ静か。ほぼ無音じゃね?って感じの静粛性で正直めっちゃ驚きました。

 

デュラエースハブとアルテグラハブのフランジ寸法は全く同じなので、スポーク長もそのままでオッケー。長さがおかしかったスポークだけ交換し、あとは元通りに組み直していきます。

 

これでホイールを手組みするのも5回目。まだまだ全然素人だけど、ただ組むだけなら迷わずにできるようにはなりました。

 

むしろホイールの手組みなんて、いかにきっちりと振れをとることができるか、いかにスポークテンションを揃えることができるか、そもそもどういう思想でパーツをチョイスするのか、といった点が重要なんだから、組むだけなんて最低限必要となる技術なのです。ザ・スタートライン。

 

今回はこれまでの反省点を活かし、すべてのスポークに番号を振り、ちゃんと1本ずつテンションの管理と記録もするようにしたんです。

 

前回もここまでやっていれば、もしかするとなにかおかしい点に気が付くことができたかもしれませんからね。

 

そしてこれは賛否両論あるみたいだけど、ニップルには緩み止めも塗っておきました。ちゃんとやるならスポークを組む前に塗っておくべきなんだろうけど、こうやって隙間に垂らしてホイールを回転させれば遠心力でネジの隙間に浸透するみたい。

 

完成。でも重要なのはトラブルが改善できたのかどうか

こんな感じで、定期的にニップルが緩んでどうしようもなかったわたしの手組みホイールの修正作業も無事完了。

CNスポークの品質のバラつき、そしてわたしの作業の精度の悪さの2点が今回のトラブルの原因だと考えています。今回の修正作業にあたって前者はしっかりとスポークの長さを揃えたし、後者もスポーク1本ずつテンションを記録したから大丈夫なはず。追加で緩み止めも施したしね。

この作業を終えてからはや2か月ほど乗り回していますが、今のところスポークテンションに変わりはありません。だからトラブルの原因の仮説も、その対策も間違ってなかったんじゃないかなー?って思っています。

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