バラ完で組み上げたタオカスのストライカーR。フレーム以外の部品の大半をニローネ7から流用したものの、せっかくの機会だから新調したいなーって思っているパーツもちらほら。
その一つがハンドルバー。
せっかくフレームとフォークがカーボンになったんだから、ハンドルバーもカーボン化してしまいたくなっちゃったのです。
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これまで使っていたPROのLTコンパクトハンドルバー

これまで使ってきたのはシマノのPROブランド、LTコンパクトハンドルバーの380mm。アルミ製の、とってもオーソドックスなハンドルバー。はっきり申しておきますと、このハンドルバーにまったく不満はございません。今回の作業は、
カーボンハンドルってどんな感じなんだろう?
という探究心を満たすためだけのもの。エアロ効果とか振動吸収効果とかよく聞くけど、素人が感じることができるだけの違いがあるとはわたしは信じていないからね。
新しいハンドルバー
カーボンハンドルというものを調べてみて知ったんだけど、結構いいお値段するんです。びっくりした!
少しでもタイムを縮めるためにできる限りのことをするレーサーの世界ならまだしも、わたしはそんな世界とは無縁のお気楽自転車乗り。ハンドルバーを交換するのも、ただ気になっただけというお気楽な理由。だから、そんな理由のために何万円も費用を掛けるなんて現実的じゃない。
そういうときに頼りになるのは、やっぱりAmazonで手軽に買える中華系パーツ。

せっかくカーボンにするんならエアロハンドルでしょう?というわけで、わたしが選んだのはPINCASOLというブランドのハンドルバー。中華系パーツあるあるで、商品ページにはとくに商品名は記載されておりませんでした。

ただ、ハンドルバーにはAERONOVA LTDとプリントされていたので、これが多分商品名なのでしょう。
気になるお値段は5,999円。これならわたしでもまだなんとかお試しできる!買った直後にクーポン配布で5,699円になっていたけど、気にしない!

いまどきのハンドルバーらしく、ワイヤーを中通しできるようになっています。FRPだとこういう複雑な造形が可能なのは知ってるけど、ガラス繊維より柔軟性が乏しいカーボン繊維でこういう形作るのってめっちゃ難しそう。それがこのお値段なんだから、チャイナパワーはまーじですごいです。
カーボンエアロハンドルの取り付け作業
やっぱり厄介なワイヤーの中通し
早速ハンドルバーの交換作業を。
予想通りワイヤーの中通しに四苦八苦。型に押し付けて成型している表面部分はツルツルだけど、それができないハンドルバー内部が凸凹してしまうのは製造工程上避けられないもの。
その凸凹具合とハンドルバーの複雑な形状が相まって柔軟性がやや低いアウターワイヤーを通すのは結構大変。
いろいろ試したけど、出口側から細い針状のものでアウターワイヤーの開口部を突き刺して誘導してやるのが一番上手くいきました。

ワイヤーの中通し以外は、普通のハンドルバー交換と同じだから特に難しい箇所や悩む箇所はありません。
エアロハンドルではバーテープはどう巻く?
エアロハンドル初心者のわたしにはわかりません。バーテープをどう巻いたら最も美しいのか。
試しに以前のハンドルバーと同じ方法で巻いてみたらびっくりするくらいダサくて衝撃を受けましたね。少なくとも平たい部分に巻くのはやめておこう。

いろいろ試して落ち着いたのがこの方法。ハンドルバーの下側からではなく、上側から巻く方法です。巻き始めはL字部分から。
こうすることでベタベタして汚くなりがちなフィニッシュテープを省略することもできます。


ただし最後の処理は結構テクニカル。厚みのあるバーテープだとそもそも綺麗に処理するのが無理ゲーっぽく感じました。わたしは長距離ライドするわけでもないから、次はもっと薄いバーテープを使用しよう。
なお、一般的な巻き方はライド中に力を入れてもバーテープがずれにくいような方向になっているはず。
しかしながら、その逆方向に巻くということはバーテープが緩みやすくなるんじゃないの?って疑問だったんですよ。その答えは何度か乗り込んだ後にわかることになるんだけど、やっぱり一般的な巻き方よりもずれやすいのは間違いないですね。デメリット。
少しでもずれにくいよう、しっかりとキツめに巻いておきましょう。
気になる乗り心地はとうでしょう?
購入前には分かりくいハンドルバーの寸法の影響
取り付け後、ハンドルバーを握った瞬間に感じたのは、前傾姿勢のきつさ。
交換前と交換後のハンドルバーの寸法は次のとおり変わっています。この数値は商品ページにしっかり記載されていたものなので、購入前に把握はしていました。
| ハンドルバーの商品 | 幅 (mm) | リーチ (mm) | ドロップ (mm) |
| シマノ PRO LTコンパクト | 380 | 70 | 125 |
| PINCASOL AERONOVA LTD | 380 | 127 | 104 |
ただ、経験が乏しいわたしには分からないんです。このくらいの寸法の違いがどの程度ポジションや乗り心地に影響がでるのかが。
リーチが57mm変わるっていうのは大きな変化なような気はするんだけど、それが許容できるかどうかなんて実際に乗ってみないとわかりっこありませんし。
結果、素人のわたしでもはっきりくっきり分かるくらいポジションが変わってしまったわけですが、わたしにはまだ確固たるポジションがあるわけでもないし、そのうちすぐに慣れるんじゃね?って思っています。
どうしても無理なら当初想定していたステムの交換で簡単に調整できるはず。
乗り心地はさっぱりわからず
カーボンハンドルは衝撃吸収性能が高いっていうじゃないですか?路面の振動なんて手に伝わらなくていいに決まってるんだから、この点は大いに期待していました。
結論から申しますと、もう、これは全然分かんない。
少なくとも2時間乗ったくらいでは体感できません。もっと長い時間乗ったら、なんだか今日は手の疲れが少ないような?ってくらいには違いがあるのかもしれないけど。
わたし的にはタイヤの空気圧をチョロっと変える方がはるかに体感しやすいなーって感じです。こっちならお金もかかんないし。
エアロ効果?そんなもんもっと分からないよ……
カーボンハンドルって素人にはデメリットの方が勝るのでは?
振動吸収効果はよく分からない。エアロ効果はもっとよく分からない。重量はほぼ変わらないはず。
ということは、残念ながらわたしのレベルであれば今回の改造は費用対効果という観点では全くのダメダメ。
一方で、カーボンハンドルには大きなデメリットがあると思うんですよ。それは、割れる可能性があるということ。

これはアルミ製のハンドルバー。転倒してもそうそう割れない。
アルミも粘りがなくて破断しやすい素材だけど、一回くらいの曲がりならなんとか耐えてくれる強度はあります。実際、わたしが転倒したときも折れることなく自走で帰ってこれました。
だけど、カーボンハンドルバーは曲がらずに折れてしまうから、転倒してしまうと折れて走行不能になるリスクがどうしても気になってしまいます。
サイクリング、ツーリング用途がメインなのであればもしかするとデメリットの方が勝るかもしれない、というのが率直な印象です。

でもいかにもカーボン自転車って感じで、見た目だけは満足。せっかく交換したんだから、少なくとも次のバーテープ交換まではこのハンドルバーでしっかり乗り込んでみようと思います。