どういうものなのか気になってカーボンフレームを購入し、やはりどういうものか気になってカーボンエアロハンドルを購入したわたし。
そうなると当然次に気になるのはカーボンホイール。本日は人生初のカーボンホイールへの交換作業とその使用感についてご紹介します。
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ついに買ってしまったカーボンホイール
中古で購入したレイノルズのアサルト

こちらが今回衝動買いしてしまったカーボンホイール。Reynolds(レイノルズ)のAssault SLG(アサルト)。
たまたまお値打ちの中古品を見つけたもんだから、1日くらい悩んだあげくにお酒の力を借りて購入。
毎度毎度のことだけどわたしは現状使っている部品に不満を感じているわけじゃありません。巷でいいといわれているものがどういうものか自分でも使ってみたいという好奇心が購入の理由なもんだから、それに何万円も、っていうのはなかなか勇気がいるんです。

カーボンホイール初心者のわたしにはわかりません。このホイールがどういうホイールなのか。
そこで商品が届くまでにワクワクしながら調べてみると、
- アメリカのメーカーであるレイノルズ社のホイール。レイノルズってクロモリだけじゃないんだ……
- カーボンホイールとしてはミドルグレード。
- リムハイト違いで、アタック(29mm)、アサルト(41mm)、ストライク(61mm)の3種類がある。
- アサルトは41mmハイトのオールラウンドモデル。
ということが分かりました。こういうのは、ほんとうは購入前に調べることなんだけど。
実は訳あり品。振れの大きさとニップル割れ
中古パーツでは珍しくないことだけど、訳アリ品。訳アリ品だけど、ちゃんとしたお店での購入品だから丁寧に状態の説明がされていました。

一番の不具合は振れの大きさ。4mmも振れているとのことなので、自分で振れ取りができない人はこの時点で購入のハードルがかなり上がっちゃいます。
ただ、実際に振れを測定してみると2~3mm程度でしたね。お店側としてはクレームにつながらないよう、少し過剰に申告していたんじゃないですかね。

そしてこれは説明には記載されていなかったんだけど、結構ニップルが傷んでいました。
場所によっては軽くニップルレンチを当てただけでボロッと割れてしまうくらいの痛みっぷり。気持ちよく使うにはニップルも交換かなぁ……
多少の傷はあるけど全体的に綺麗
多分10年ほど前の製品だと思うんだけど、その年月を考えると全然綺麗。
そりゃ中古のアウトドア用品だから多少の傷や使用感はあるのは当たり前だけど、わたしからするとこんなのは全然許容範囲内。観賞用じゃないんだから、割れてなきゃオッケーでしょ。
付属のホイールバッグの質感が素敵

当時の付属品だったのか、それともオプション用品だったのかは定かではありませんが、レイノルズ製のホイールバッグが付属していました。

このホイールバッグ、クッションがかなり分厚くてとてもいい造り。3千円くらいで販売されているノーブランド品の3倍くらい造りがいい。
これ、普通に購入したら1万円くらいするんじゃないかな?こんな造りの良いホイールバッグが付属していたもんだから、とても得した気分。
リムブレーキ用、しかもチューブラー用はお値打ち
今回購入したレイノルズのアサルト。気になるお値段は送料込みで41,800円。
これを安いととるか高いととるかは人によって違うと思うけど、わたしはかなりリーズナブルだなぁと思いました。
中華系のノーブランド品であればこれくらいのお値段で新品のカーボンホイールを購入することができなくはないかもしれないけど、有名メーカー品だと中古でももっとお高い価格が相場になります。

お安い理由は当然訳アリ品だからだと思うけど、リムブレーキとチューブラーという時代遅れの仕様であることも大きいことは間違いないでしょう。フレームも、リムブレーキ用はどんどん価格が下がってきているし。
チューブラータイヤは選択肢が少ないとはいえまだ新品で購入できるし、リムブレーキの方に関してはブレーキ本体の中古部品はまだまだ市場に潤沢にあります。ブレーキシューは新品で入手が可能。
わたしのような使用用途だとディスクブレーキやチューブレスタイヤじゃないとダメな理由なんて全然ないんだから、こういう古い規格のパーツの価格がどんどん下がってくれるのはとってもありがたい。
中古で購入したカーボンホイールのメンテナンス
ニップルの交換
実用面では問題ないんだけど、いずれは対処しなくてはならないニップルの痛み。チューブラーはクリンチャーと違って手軽にタイヤの脱着ができないのだから、重い腰を上げてこのタイミングでニップルを交換してしまいます。

ホイールに取り付けられていたニップルは、リムの外側からも回せる価格がお高そうなタイプでした。2面幅が3.2mmだったから、DT-SWISS製?
レイノルズ アサルトはミドルグレードのホイールらしいけど、普段中華系ノーブランドパーツばかり使っているわたしからすると、随分いいパーツが使われているものです。

そんなわたしにとってDT-SWISSのニップルはあまりに高級品で購入するのに抵抗を感じたもんだから、かわりにSAPIM(サピム)のダブルスクエアニップルを購入。中華系ノーブランド品と比べると、これでもかなりの高級品です。
ただ、このSAPIMのニップルは正直失敗でしたね。

というのも、SAPIMのニップルもリムの外側から回せる構造になっているものの、現状外側から回せるニップル回しの選択肢は3.2mmしかありません。しかしながら、SAPIMのニップルのサイズは3.3mm。
SAPIMのニップルをどうやって外側から回すのか、わたしにはその答えが分かりませんでした……。

外側から回さなくとも、ごく一般的な手法であるリムの内側から回すことはできるので組み立ては問題ないんですけどね。
レイノルズ アサルトのスポークはブレードスポークなので、スポークの向きがちゃんと適切になるようにスポークホルダーで固定しながらニップルを回します。
使用したスポークホルダーはパークツールのBSH-4。大雑把な工具なのでスポークの角度にめちゃくちゃこだわる人には役不足かもしれないけど、わたしには十分でした。なによりも、価格の安さがとてもうれしい!
振れ取り
ニップルの交換からそのまま振れ取りを実施。
……なんだけど、リアホイールのドライブ側スポークとノンドライブ側スポークのテンションの差がとても大きくて、ほんとうにこれで良いのか?と不安たっぷり。
調べてみるとレイノルズ アサルトのノンドライブ側のスポークテンションの低さに関する情報は結構インターネット上に残っており、ノンドライブ側のスポークテンションの低さをドライブ側のスポークテンションの強さで補っているという情報もありました。
ということはドライブ側のスポークテンションをしっかりと上げなきゃいけないんだけど、肝心なその数値に関する情報は見つからず。
うーん……とりあえず、少しキツめにしてあとは実際に乗ってみて判断かなぁ。
タイヤの交換
タイヤは自転車と地面が唯一接している部分。まさに命を預けるパーツなんだから、どんな扱いをされてきたのか分からない中古タイヤなんて怖くて使用できない!!
というわけで、新品タイヤを用意。

購入したのはコンチネンタルのスプリンター。サイズは28×25mm。
クリンチャータイヤであればめっちゃ安いのからめっちゃ高いのまでいろいろ選びたい放題だけど、チューブラーの場合は選択肢がかなり限られていることを、実際に購入を検討してみたことで痛感しました。
Amazonで気軽に購入できるものであれば、コンチネンタル、パナレーサー、ヴィットリアの3社くらいが選択肢となります。限られているといっても、まだ選択肢が複数あるので当面はまだまだなんとかなりそうな予感。

リムハイト41mmといえども、タイヤ付属のバルブだけでは空気を入れることができないため、バルブエクステンションの取り付けは必須。今回はパナレーサーの20mmを選択。
空気漏れのリスクを低減させるため、ネジ部へのシールテープ取り付けは必須なんじゃないかと考えています。

ホイールへのタイヤの接着はリムセメントではなくチューブラーテープを使用。直前までどちらにしようかと迷っていたんだけど、Amazonで販売されていたMONOWというブランドのテープがなにやら評価が良さげだったので。
MONOW チューブラーテープ リムテープ 両面テープ 耐熱 90℃ 強粘着

チューブラーテープをペタペタとリムに貼りましたら、剥離紙を端っこの一部分だけ剥がしてリムの外側にピロっと出しておきます。

で、タイヤを取り付けて軽く空気を入れてみて、

タイヤがちゃんと真っすぐ取り付けられているかどうか振れ取り台でチェック。
この状態でタイヤが真っすぐでなければ修正する、という情報を得ていたんだけど、試しにぐいぐいやってみてもまったくタイヤは動かず。タイヤはちゃんとセンターにしっかりと固定されていたので、この工程は要らないなぁと思いました。

タイヤの位置に問題がなければ、軽く入れておいた空気を必ず抜き、そして先ほど外側にピロっと出しておいた剥離紙を慎重に引っ張っていきます。
ダメダメなチューブラーテープだとこの工程で盛大に切れてしまうらしい……

今回は切れの発生は1回だけ。もし切れてしまった場合はタイヤを軽く持ち上げ、隙間からピンセットを使って剥離紙をつかんでやりましょう。
完成。人生初のカーボンホイールの乗り心地は?
というわけで、部品の手配やら作業やらで入手してから1ヶ月ほどをかけてようやくメンテナンス作業が完了です。

ん~…格好いい!
で、肝心な乗り心地なんですが、さっぱり分からないというのが正直なところ。
いや、もちろん乗り心地が変わったというのは当然分かるんだけど、それがタイヤが変わったからなのか、空気圧の問題なのか、それともホイールの影響なのか、さっぱり分かりません。ついでにいうと、その変化がいい変化なのか悪い変化なのかすら分からない。
そんなポンコツなわたしなので、加速感とか、剛性感とか、巡行性能とか、衝撃吸収性とか、巷で言われているメリットは当然体感できず。なにぶんこれが人生初のカーボンホイールなもんだから、感覚の引き出しがまだまだ乏しいだけ、と思いたい。
なお、感覚的にはわからないものの、いつものテストコースのタイムは6%ほど短縮されました。この結果には再現性もあったから、わたしが体感できていないだけでカーボンホイールに交換することで速くなっているのは間違いないみたいですよ。