ガレージ建設地とガレージの選定

バイクが趣味の人にとって憧れの一つであろう、バイク専用のガレージの建設。

建設するってことは土地が必要ですから、元々住んでいる場所に土地が余っているとか、地価が安い地域に住んでいるとか、あとはよっぽど資金に余裕があるとか、そういう恵まれた状態ではないとなかなか実現するのは難しいのではないでしょうか。

私の場合はま~ったく資金に余裕はなく、しかも転勤を伴うお仕事だったので、恐らく一生バイクガレージに縁はないなぁと考えていました。

しかし、人生は分からないもので、たまたま仕事の都合で引っ越した場所で、たまたま近所の農地を非常にリーズナブルに購入することができたのです。 やろうと思えば自分のバイク専用ガレージを建設することができる…そんな状況になると、転勤になったらどうなるの?なんてことは一気に吹っ飛んでしまったのです。

何時立てるの?今でしょ!

 

ガレージ建設地はこちら

こちらが格安で購入できた土地。土地って高価なものだと思っていたのですが、バイクよりも全然安く購入できる場合があることを初めてしりました(注:ど田舎の場合)。

ここにバイクの収納と、作業スペースを兼ねたガレージを建設致します。 ガレージ建設に使えるスペースは3 m × 6 m 弱。感覚的には、車1台をゆとりをもって駐車できる位の広さでしょうか。

 

このスペースは縦長の形状をしていて、4方向の内3方向には建物等があるので、入り口は手前にしか設けることができません。ですので、ガレージの形状は幅を抑えた、奥行きのあるタイプになりそう。

では、早速その条件に合致するガレージを探しましょう! なんせ、この先ずっと付き合うつもりのガレージ。しっかりと気に入ったものを選びたいですね。

 

ガレージの選定

憧れのバイク専用ガレージを建設する土地が決定したので、いよいよガレージ本体の選定を行います。

建設予定地は3m×6mの縦長の土地。ガレージは当然広ければ広いほど使い勝手が良いと思いますので、この土地を目一杯活用できるようなサイズのものが欲しいところ。もちろん、使い勝手やデザインもとっても大切。そのような条件を参考に、下記4つのプランで検討を行いました。

 

プランA:木製キットガレージ

本体価格 60万円位
長  所 雰囲気抜群!改造も簡単
短  所 高価(基礎工事代も必要)
自分でやる場合は、組み立ての手間

趣味のガレージと言えばこれ!?自分で作る木製のガレージです。

グリーンベル社が販売している商品が有名で、ガレージ系の雑誌ではよく広告も掲載されていますね。最近では他の会社からもいろいろ出ている様子。

とにかくお洒落。雰囲気抜群。まさに憧れのガレージそのもの。

”気に入ったものを選ぶ”という趣旨なら間違いなくこれで決定なんですが、ネックとなるのがそのお値段。今回考えている面積なら、キットだけで60万程度します。それに加え、基礎工事代・塗装代も必要になります。うげぇ…

あくまでもキットなので、組み立ては素人でも可能。むしろカタログからは”自分で組み立てるのが当たり前でしょ?”的な雰囲気すら感じます。そんなの無理!という人は、当然別途施工費用も必要となります。ガレージを作るのはとっても楽しそうですが、普通の社会人にはそんな時間もないし、何より完全に予算オーバーなのでこのプランは早々に断念。

 

プランB:コンテナガレージ

本体価格 20万円位 + α (ピンキリ)
長  所 雰囲気抜群!お洒落!
大掛かりな基礎工事は不要?
短  所 まだまだ情報が少ない
取り扱い店舗も少ない

海上輸送等で使用する、あのゴツイコンテナの中古品をガレージに流用したもの。

コンテナにもサイズはいろいろあるけど、今回考えている面積なら20ftコンテナになりそう。コンテナ自体は20万円位で入手できるみたいですが、コンテナそのものだと使い勝手が良くないので様々な改造オプションが用意されています。シャッターを付けたり、再塗装をしたりするとどんどん値段は上がっていきます

それでも、プランAと比較するとかなり安価に抑えられそう(大掛かりな基礎工事も不要?)。興味津々で情報を集めたのですが、実際にガレージに転用した例はほとんど見つかりませんでした。"バイクガレージ"という商品名でも、店舗や事務所への使用が多いそうです。

最後の最後までプランDと悩みましたが、"あまり情報がない"ということにビビッて結局断念。ガレージなんてそうそう建て替えられるものではないし、保守的になっちゃったんですね。せめて+αがどの程度になるのか見積もり位は取っとくんだった~。

こちらは海上コンテナを店舗に転用している例。

内装もしっかりと作り込まれており、とってもお洒落!!元々密閉に近いコンテナをここまで開放的にするのにどの程度の費用が必要になるのか気になりますね。

 

プランC:ユーロ物置

本体価格 60万円位
長  所 雰囲気抜群!お洒落!
短  所 高価(総額100万円オーバー…)
造りが海外クオリティらしい(?)

最近インターネットでよく見かけるようになった、オーストラリア製の輸入ガレージ。

ユーロ物置というのは商品群の名称で、フロントエントリーやバイシクルキューブといった様々なシリーズがラインナップされています。

材質はガルバニウム鋼板、つまりスチールガレージということ。スチールガレージと言えば、イナバやヨドコウといった国産メーカーのものが一般的ですが、このユーロ物置は海外製ならではの高いデザイン性が特徴。今回建設する面積であれば、ワークショップシリーズの3060HK3という商品がぴったり。お!これいいじゃん!と思ったのも束の間、お値段はなんと¥623,000(送料込み)…。これに施工費や基礎工事費を加えると、なんと100万円オーバー。完全に予算オーバーで断念です。

しかしながら、もう少し小型サイズの物置であればお値段も控えめでDIYでの組み立ても十分可能なようですので、かなり現実的な選択肢になりますね。

 

プランD:国産スチールガレージ

本体価格 30万円位
長  所 リーズナブル、入手しやすい
短  所 見た目がいかにも倉庫

プランCは海外製のスチールガレージでしたが、こちらは国産のスチールガレージ。

イナバやヨドコウといったメーカーからラインナップされており、工務店やホームセンターで簡単に入手することができます。ユーロ倉庫と同じ大きさのものが半額以下で入手でき、また造りもしっかりしているので間違いなくコスパは抜群。

ただし、見た目は"ガレージ"ではなく、"物置"なのが残念なところ。サイズにもよりますが、スチール製の床があるタイプと、無いタイプの2種類があります。物置サイズであれば床があるタイプで問題ないでしょうが、ガレージとして使用するサイズであればしっかりとしたコンクリート製の基礎が必要になります。基礎工事費と組み立て費用も併せると、総額65万円程度になるでしょう。

 

私が選んだのは…

最終的に私が選んだのは、プランDです。

ガレージ建設に多額の予算を回せるほど余裕はなかったので、プランAとプランCは早々に断念。プランBとプランDで最後まで悩んでいたのですが、たまたま知り合いの工務店さんが施工をしてくれることになったので、プランDになったのです。後々考えるとせっかくの趣味のスペースなんだからプランBにするべきだったかも…と結構後悔しています。まぁ、うまくいっていたのか今となっては分かる訳もないんですけどね。

購入したガレージは、ヨドガレージのラヴィージュ VGB-2652

物置と言えばイナバでしょ?って思っていたのですが、イナバよりも若干安価だったのでヨドコウの製品をチョイスしました。施工は前述の工務店さんに依頼しますが、購入はネットショッピングを利用。今どきは個人でガレージすらネットで買えるのですね。当然、ホームセンターでの見積もりよりも安かったですよ。