ドラッグスターのフロントフォーク倒立化③ 各部の修正と2回目・3回目の仮組み

仮組みして、そして実際に試乗してみていろいろ問題点も分かったドラッグスター400の倒立フロントフォーク化。

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仮組みで分かったフロント倒立化の問題点

Contents1 ステムシャフトの加工2 スロットルスリーブの加工3 各パーツの仮り組み付け作業3.1 カーボンフロントフェンダーの装着3.2 ハンドルストッパーはそのまま使用可3.3 セパハンはク ...

早速バラして各部の手直し作業を行いましょう。手直しは、主にステムシャフトの作り直しとハンドルバーのバーハン化の2点ですが、ついでに純正のでっかいタンクを交換したり、少しジャダーが気になったブレーキディスクも交換してやります。今度は上手くいくかな?

 

各部の修正作業と加工

ステムシャフトの作り直し

まずは今回のカスタムの要となる、ステムシャフトの延長。

前回製作したシャフトは車体とステムを持ち込んで現物合わせで製作したものではなかったので、若干寸法に不満が残るものでした。それはステムシャフトが僅かに短く、ステムナット(トップブリッジを固定するでっかいナット)へのステムシャフトのネジのかかりが少し浅く、漠然と不安があったことです。

こういう安全性に関わる部分に関して不安が残るのは気持ちのいいものではないので、思い切って作り直すことにしました。

上のシャフトが以前のもの。そして下のシャフトが今回新たに作り直したものです。

下の方が明らかに長くなっていることが分かりますね。こういう改造はまさに”現物合わせ”が必要なんですが、わたしの場合はその現物すら満足に用意せずに加工を依頼してしまったばかりに、こういう二度手間が発生しちゃったんです。この改造を行った当時のわたしは、毎日バイクに乗る必要があったのでバイクをお店に預けることが出来なかったんですね。

 

トップブリッジとステムのバフ掛け

ステムシャフトの修正(というか新造)は数日で納品されるようなものではないので、少し時間が空きます。その空き時間を利用して、自分でもいろいろ作業を進めていきましょう。

こちらは今回ドラッグスターに移植するYZF-R1のトップブリッジ。

YZF-R1にはマスターシリンダーリザーバータンクの固定部分や、キーシリンダーの固定部分など様々なブラケットがくっついています。これらはドラッグスターでは一切不要なので、さっぱりカットしてやりました。

カットしてスムージングしただけだと塗装部分と塗装が剥がれた部分が混じっててかっちょ悪-い!!

そこで、

美しくバフ掛け。

もちろん、下側が加工後のトップブリッジです。上側の元のトップブリッジと比較するとだいぶサッパリしましたね。ついでにバーハン化することで必要となるハンドルポストを取り付ける穴も開けました。

トップブリッジのバフ掛けと併せて、ステムアンダーもバフ掛け。

YZF-R1はスーパースポーツらしく立派なカウルを纏っていますので、カウルで隠れるステムアンダーの仕上げはかなりイマイチ。一方でバリバリのネイキッドであるドラッグスターではステムアンダーは丸見えなので、このバフ加工でかなり見た目は良くなるはず。結構時間掛かりました。

 

新たに社外タンクを購入

前回の試乗の結果から、セパハンは絶対無理!やっぱりバーハン!という結論に達したわたし。しかしながら、純正のドデカいガソリンタンクとオフセットの少ないYZF-R1のステムの組み合わせではハンドルポストの取り付けがかなり厳しいことが分かりました。そこで、小振りな社外品のガソリンタンクに交換することに。あぁ、予想外のかなりの出費…

チョイスしたのは、EASY RIDERS製のアルミストレッチタンク。

ダブルクレードルフレームという、カスタムするには少々勝手が悪いフレームを持つドラックスターですが、ボルトオンでこのようなカスタム感たっぷりなストレッチタンクがあるのは嬉しい限り。手軽に、ワンオフしたようなニュースクール系のシルエットを得ることができます。ドラッグスターのような販売台数の多い車両は、こういうカスタムパーツも作られるのがメリットですよね。

EASYRIDERSからは塗装を前提とした無処理のタイプと、バフ仕上げしたタイプの2種類がラインナップされています。当然、工程が増える後者の方が価格は高め。私は塗装するつもりだったので、前者をチョイス。でも、無塗装・バフ仕上げっていうのもカフェレーサーみたいでかっちょいいなぁ。

 

ガソリンコックの取り付け部はこんな感じ。ガソリンコックもちゃんと付属するので、届いたその日から使える親切っぷり。給油口は鍵がかけれるタイプのものが付属しますよ。

 

ガソリンタンク本体は上下2分割構造のようで、タンクの上下の合わせ目には溶接跡がそのまま残ってます。溶接自体がとても綺麗でしたので私は特に気になりませんでしたが、装着したら下側になる部分ですので、そもそもあまり見えなさそう。それでも気になる方は、パテでの整形が必要かな?

メーターも必要です

ドラッグスターの純正メーターはガソリンタンクに埋め込まれている”タンクオンメーター”なので、ガソリンタンクを交換するということは純正メーターが使用できなくなります。あぁ、さようなら純正メーター。長いことお世話になりました。特に、燃料系はとても便利だったなぁ。

 

さて、純正メーターが使用できなくなるということは、別に新しいメーターを用意しないといけません。

いくつかの用品店で現物を見ながらじっくり検討した結果、結局無難にDAYTONA製をチョイス。

取り付け方法等の情報がネット上でたくさん見つかるし、また大抵の場所で補修部品やオプション部品がすぐに入手できるのは有り難いですね。そして何より、スピードメーターとタコメーターをお揃いのデザインで揃えることができるパーツメーカーって意外と選択肢が少なかったのです。やっぱりバイクは、タコメーターとスピードメーターのダブルメーターでしょ!?

 

ハンドルバーは低めのものを装着する予定なので、バランスと視認性を考えるとメーターのマウント位置は自ずとここになってしまいそう。

さて、でもどうやって装着しようかなぁ?

専用のステーはSUS製で強度もたっぷりありそうなんですが、これではどうやっても装着することができなさそうです。

う~ん…

 

悩んだ結果、専用ステーをいい感じに改造しました。直線部分を延長して、固定用の穴も拡大。

 

でっかく拡大した穴を使って、ハンドルポストの取り付けボルトで固定してしまおうって感じ。

ステーの長さを延長したおかげで、すっきりとすごく自然な感じでメーターを取り付けることができました。スピードメーターとタコメーターの間が思ったよりも隙間が広く空いたので、将来的にマルチテンプメーターとか装着しても面白そう。

 

裏から見るとこんな感じ。

各部のクリアランスはかな~りタイトなので、ハンドルポストを固定しているボルトとステムベアリングの蓋が干渉しないかどうか、かなり不安なところ。測定した寸法上はギリギリ行けるハズ…。恐らく、行けるはず…。

 

インジケーター類はDAYTONAの製品を組み合わせて製作。専用のブラケットでメーターに固定しちゃいます。

機能的にはニュートラルとハイビームだけで十分なんだけど、純正同様にエンジン関係のチェックランプも設けました。純正ハーネスにカプラーオンです。

 

2回目の仮組み

ステムシャフトの再加工が終わったので、その間に入手した新しいパーツも使用して2回目の仮組みを行いましょう。前回明らかになった課題点は改善出来ているのでしょうか?

ステムシャフトは2回目の製作だけあって、今回は全く問題ありませんでした。1回目のものでも問題なかったかもしれませんが、安全と安心は全く別物。これで安心して乗ることができます。
ハンドルバーは家に転がっていた適当なドラッグバーを取り敢えず装着。ハンドルポストは2inch位の、ハーレー用の汎用品を使用。

 

金属地丸出しの、製作中のバイクは独特のカッコさよがあって何時までも見てられますが、自画自賛はそこそこにして早速各部のクリアランスを確認しましょう。

まずは、一番不安だったメーターブラケットとステムのクリアランス。

かな~りギリギリですが、干渉していません。恐らく、2mm位は隙間がある感じ。よかった~。

他の部分はどうでしょう?

こちらはハンドルバーとガソリンタンクのクリアランス。

一見特に問題ないように見えるけど、このハンドルバーにスイッチボックスが装着されると間違いなく干渉しそう。ハンドルはもう少しアップなタイプにするか、ハンドルポストを4inch程度のものにする必要がありますね。

 

一方で、ガソリンタンクを交換したことによりトップブリッジとガソリンタンクとのクリアランスは若干広がりました。ハンドルの切れ角がやっぱり少ないなぁ、と感じた場合でもこれならハンドルストッパーを加工してもう少し切れ角を増やすことができそう。

 

3回目の仮組み

2回目の仮組みの結果、ハンドルバーとガソリンタンクの干渉だけが問題だと分かったので、早速新しいハンドルバーを調達しました。

それがコチラ。ちょっとだけアップなロボハン。

せっかくスタイリッシュなガソリンタンクとスポーティーな倒立フォークに交換したんだから、ハンドルバーも極力低くセットしたいところ。そこで、ガソリンタンクに干渉しない範囲で、極力高さを抑えた形状のものを探してきました。

 

早速仮組み。

今回3回目の仮組みとなりますが、メーターもセットしてみました。カスタムが完了したら、こんな感じのコックピットになる訳ですね。

ちなみに、今回グリップも新調しています。これまではビレットパーツ大好きだったんですが、あまりに実用性がアレなのでゴム製で評価の高いNICE!Motorcycleのパンチンググリップをチョイス。わざわざ神戸まで買いに行きましたが、現物を触ってみて即決。これ、本当にいいよ!

 

仮組みあるあるですが、これまでは想像上だけだった改造が目の前で形になるのはやっぱり格別。すげー!かっこいいー!といつまでも自画自賛出来ちゃいます。が、そんなことしている場合じゃなくて、重要なのは各部のクリアランス。早速問題になっているハンドルバーとガソリンタンクのクリアランスを確認。

写真の状態はハンドルバーを目一杯切った状態。最も干渉すると思われるスイッチボックスはつけていませんが、パッと見ただけでもガソリンタンクとスイッチボックスの干渉は全く問題なさそう。ロボハンのアップ高は2inch程度ですが、そのアップ部に若干角度が付いているなど複雑な形状をしていたお陰で予想よりも多くのクリアランスを確保することができたみたいです。今回はたまたま良い結果になったけど、ハンドルバーの選定は実際に車体に当てがってみないと、なかなか分かり辛いですね。

 

さぁ!これで、各部部品の組み付けに問題ないことが確認できました。山場は越えたので、完成までもう少し。もう一回バラして、各パーツの仕上げをして組み上げるだけ。ブレーキディスクもジャダーが出ているものはさっさと捨てて、新しく別のものを持ってこないとダメですね。

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