わたしごとで恐縮なんですが、今は週の半分くらいは大阪在住なんです。ほんとうは田舎生活の方が好きなんだけど、お仕事だから仕方がない。
気持ちを前向きに切り替えて、大阪にいるからこそできることを考えたところ、思い当たったのが自転車遊び。
そう、大阪近辺には自転車遊びで有名なスポットがたくさんあるんです。以前ご紹介した関電トレイルは大阪市内からでも自走でアクセスすることができる超貴重なMTBスポットとして有名なんじゃないでしょうか。
しかしながら、いくらそんな素晴らしいMTBスポットがあったとしても、会社勤めの人間にはなかなか訪問のハードルが高いというもの。朝一なら行けないことはないんだけど、わたしにはそこまでの起床能力は無かった・・・。
そんなわたしが最近代わりに足繁く通っているのか、ロードバイクでの勝尾寺ヒルクライム。こちらも関電トレイルと同じ箕面の山なんだけど、トレイルと違って夜間でも走行することができます。おおよそ週2回ペースで通うほどの熱心ぶり!
「初心者向け」は正しいけど全然正しくない
勝尾寺ヒルクライムは初心者向けのヒルクライムコースとして有名なんだとか。そんな情報を信じて初めて登ってみたときは、えっ?これが初心者向け?と激しく疑問を感じましたね。クッソしんどかった。
確かに勾配はそれほどキツくない上に比較的一定だし、距離もそんなに長くないから、ヒルクライムスポットとして難易度が低いのはきっと正しいのでしょうね。
だけど何回登っても思うのは、やっぱり初心者向けではないでしょ?ということ。というか、そもそも自転車でのヒルクライムなんて初心者がするもんじゃない。クッソしんどい。
だってほら、登山やハイキングだと「初心者向け」といわれる場所であればそれこそ子どもでも挑戦できることすらあります。ゆっくり登ればかなり体力を温存できるし、疲れたら立ち止まって休んでもいい。
でも自転車でのヒルクライムの場合はそうはいかない。MTBのようなバカでかいギアがついているならともかく、ロードバイクのギア比だと速度を落としてのんびり登ることが必ずしも楽というわけではないのです。もちろん自転車から降りれば休憩もできるだろうけど、残念ながらヒルクライムをするような山道ではそんな休憩できるようなスペースはとても稀。つまり、頑張って登り続けるしかないのです。相当なスポーツ志向。こんなのはゆるポタとは言わない。
だから、勝尾寺ヒルクライムはヒルクライムスポットとしては初級コースなのかもしれないけど、ロードバイク初心者向けというわけでは全くないと思うわけです。繰り返しますが、何度登っていてもやっぱり毎回クッソしんどい。
登るときは断然東側からがおすすめ
勝尾寺ヒルクライムには2つのルートがあります。
ひとつ目は西田橋から登るルート(東側ルート)。
そしてもうひとつが箕面駅から登るルート(西側ルート)。
有名なのは前者の東側ルートなんじゃないでしょうか。勝尾寺ヒルクライムのタイムとして紹介されているのもこちらのルートの方が圧倒的に多いと思います。
わたしも好みなのは東側のルートですね。箕面駅から登る西側ルートの方は途中平坦な道や下りの区間があり、ダラダラして勝尾寺に到着した時の達成感がやや劣ります。西田橋から登る東側ルートは短時間で一気に登るので、忙しい現代人にもぴったり。
あと、夜に走行していると西側ルートはぶっ飛ばし系の四輪が多いので結構危険です。道路に残っているタイヤ跡を見る限りでは盛大にセンターラインオーバーしているし、自損事故を起こしている形跡も結構目にします。こんなに巻き込まれたら、自転車なんてひとたまりもない!!
だけど、西側ルートは木々の隙間からちょくちょく綺麗な大阪の夜景が楽しめるので、東側ルートで登った後、西側ルートでのんびり夜景を楽しみながらゆるポタで下ってくるというのがわたしのお気に入り。夜間の下りなんて危なくてどうせゆっくりしか下れないしね。