KAME life

KAME lifeは、YAMAHA ドラッグスター400 / Buell Firebolt XB9R を中心としたバイク遊びと、スチールガレージをベースとしたガレージ改造を扱う、素人による素人の為のホームページです。

BUELL XB9R リアホイールベアリング交換(後半)


buell xb ホイールベアリング

新品のホイールベアリングが届きました。
BUELL純正部品ではなく、NTNの製品です。リアホイールベアリング交換(前半)のページでも触れた通り、純正のホイールベアリングがNTN社のものだと分かったので、記載されている品番を頼りに同等品を発注しました。

6006の両面接触シールタイプ(LLU)の、隙間がC3のものですので、品番は6006LUUC3となります。価格は1個450円程。とっても安いですね。


buell xb ホイールベアリング

「ベアリングなんて規格化された工業製品なんだし、純正じゃなくても大丈夫でしょ?」と99%位は思っているのですが、1%位の僅かな不安もあります。そこで、取り外した純正品と比べてみました。

左が取り外した(多分)純正ベアリング、右が今回購入したもの。当たり前なんですが、パッと見た感じは同じものです。

そうそう、ベアリングは両面接触シールの"LLU"で注文しましたが、届いたベアリングのシール部の表記は"LU"でした。LLUでもLU表記されているのは間違いではないことが分かりました。


buell xb ホイールベアリング

よく見ると、僅かに異なるのがシール部の表示。純正ベアリングが"NTN 6006LU"としか記載されていないのに対して、今回購入したものには"JAPAN"が追加されています。

また、純正ベアリングには側面に「TAIWAN C3」という表記があり、台湾製のC3規格であることが分かります。手持ちの3台分のホイールをバラシましたが、全部同じベアリングが入っていたことからも、純正がその仕様なのは間違いなさそう。一方で、今回購入したやつには側面の記載は何もありませんでした。

それらのごく僅かな違いはありますが、純正ホイールベアリングと今回入手したNTNの製品は同じものとみなして大丈夫そう。純正は台湾で製造したものだけど、日本から注文したNTNの製品は当然日本で製造したものが届きました、といった感じでしょうか。


buell xb ホイールベアリング交換

新品のベアリングをホイールに取り付けます。

ホイールベアリングの組み付け手順は車種によって異なるので、マニュアルを確認する必要があります。ホイールベアリングの位置が正しくないと、チェーンラインやブレーキディスクのセンターがでなくなるからですね。ビューエルXBモデルの場合は、まずブレーキディスク側のベアリングから作業するように明記されています。


buell xb ホイールベアリング交換

当たり前なのですが、ベアリングをホイールに組み付ける時は専用の工具か、代替手段が必要となります。

ベアリングの組み付けと言えば、事前にベアリングは冷凍庫でキンキンに冷やして、逆にベアリングを取り付ける穴の方はヒートガンで温める作業が有名ですね。
温められた穴の方は熱膨張で穴が大きくなるし、冷やされたベアリングはその逆で縮むので、スムーズにベアリングが入るという理屈です。
クランクケースのベアリングなんかはそれだけでスコッとベアリングを組み付けることができるようですが、このホイールベアリングに関してはその作業の効果は全く実感できませんでした。
ホイールベアリングとその取り付け穴は、かなりキツメの寸法に設計されていると聞いたことがありますが・・・本当なのでしょうか?


buell xb ホイールベアリング交換

これまではベアリングはいっつも適当なソケットで叩き入れていたのですが、今回はきちんと丁寧に作業がしたくなったのでこんなものをホームセンターで買ってきました。
これで簡易的なインストーラー(挿入する工具)を作ってやろうっていう訳です。


buell xb ホイールベアリング交換

こんな感じで、新品ベアリング ⇒ 旧ベアリング(挿入冶具代わり) ⇒ 角座金平ワッシャー ⇒ ナット の順に組みつけます。
ナットを絞め込んでいけばベアリングが押し込まれていく仕組み。この方法ならベアリングを叩かないので、ベアリングのダメージを軽減できそうです。また、叩き入れるよりもベアリングを真っすぐに入れることができるはず。


buell xb ホイールベアリング交換

無事挿入できました。マニュアルの指示通り、ブレーキディスク側のベアリングは一番奥まで挿入します。


buell xb ホイールベアリング交換

ホイールをひっくり返して、プーリー側。まずはディスタンスカラーをセット。

ディスタンスカラーはベアリングのインナーレース(内側の輪っか)の位置を決める重要な部品なので、こいつとベアリングのインナーレースがちょうど接触する直前位にベアリングをセットする必要があります。よく見るとディスタンスカラーはベアリング取り付け部から僅かに(いや、結構?)飛び出ていますので、何も考えずに奥までベアリングを叩き入れるとディスタンスカラーとベアリングに良くない力が掛かってしまいます。

buell xb ホイールベアリング交換

ざっくりとしたイメージは、こんな感じ。


buell xb ホイールベアリング交換

そのような理由で、ドリブンプーリー側のベアリングの挿入は慎重にしなければなりません。こういう場合の時こそ、ねじ込み式のベアリングインストーラーが便利。
今回285mm長の全ネジボルトを使いましたが、リアホイールに使用するにはかなり短かったです。350mm位あるとストレスなく作業できるかな?


buell xb ホイールベアリング交換

ディスタンスカラーの遊びと、ベアリングの動きをマメに確認しながら少しづつ挿入していきます。 ディスタンスカラーの遊びがなくなる位までベアリングを挿入します。それ以上入れると、途端にベアリングの動きが悪くなりますのでやり直しですね。

この一連の作業、もちろんハンマーとかでも代用できますが、少々コツが必要です。
均等に力を加えられるよう、適当なソケットや古いベアリングを重ねて叩くのがセオリーですが、それでもなかなか真っすぐは入らないもの(特に入れ始め)。その場合、プラハンを使って直接ベアリングのアウターレースをかる~い力で少しずつ、均等に叩いてやるとよいですよ。
ある程度真っすぐ穴に入ると、そこからは斜めになることはほとんどないので、今度はセオリー通りソケットなどを重ねて叩き入れてやりましょう。

さぁ、これで新品のベアリングを取り付けることができました。純正ベアリングは高価ですが、NTN等の汎用品なら安いものなので、皆様も挑戦してみては如何でしょうか?


<おまけ情報>

時々ヤフオクで「前後ホイールベアリングセット(純正品)」なるものが売られているのを見かけます。当然お値段は少々高め。でも、資料用にどうしても欲しかったので、一回購入したことがあります。しかし届いたのは、buell純正のラベルのものではなく完全にNTNの製品でした・・・、というとっても悲しい思いをしたことがあります。いやまぁ、純正品と同等なのは間違いないのですが・・・。
皆様もどうか気を付けくださいねー。


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