KAME life

スチールガレージで2台のBUELL生活を満喫中。

ガスケットシートを使用したガスケット製作

※ この作業は2008年に行ったものです。

エンジンオイルやミッションオイルが漏れるのを防いでくれる重要な部品であるガスケット。主にクランクケースカバー等、複雑な形状の"面"で使用されています。

同じく漏れを防ぐ為の部品であるOリングが状態次第では再利用できることがあるのに対し(勿論お勧めできないけど・・・)、このガスケットという部品は一度取り付けると、なかなか再利用することはできません。Oリングと違い、厚みもないし、元に戻る弾力もないのです。そもそも、取り付け部にこびり付いて破れちゃったりしますもんね。

新品で、しかもそこそこ安価に入手できるのならば全く問題ないのですが、輸入車でガスケット一枚数千円もする場合や、絶版車でそもそも入手自体が困難な場合は、"単純な消耗品"という訳にはいきません。

そこで、市販のガスケットシートなるものを使用して、純正ガスケットの複製品を自分で作ってみることにしました。

ガスケットの製作

さて、こちらはヤマハドラッグスターのクラッチ側クランクケースカバーのガスケットです。 このガスケット自体は国産車なのでとても簡単に入手できますし、価格も1,000円程度と安価なので本来は必要ないのですが、今回はあくまでも練習としてこいつを複製してみたいと思います。


ガスケットの製作

こちらが今回の主役となる、市販のガスケットシート。
バイクパーツの量販店で売っていた、KIJIMAの製品です。

サイズは255mm×450mm、厚さは0.5mm。複製するクランクケースカバーガスケットのおおよそ1.5倍程度の大きさでした。
定価は840円でしたが、税込み756円で購入できました。輸入車と比較すると安価な国産車純正部品の価格と比較しても、なかなかコストパフォーマスは良いようです。


ガスケットの製作

早速作業開始。

まずは純正ガスケットをガスケットシートの上に乗っけて鉛筆で印をつけます。
絶版車等、ガスケットが手に入らない場合は取り付ける部分の部品(今回だとクランクケースカバー)にオイルを塗り、シートに押し付けて印をつけるらしいです。


ガスケットの製作

印に沿って切り抜きます。
いろいろな道具を試しましたが、この作業はデザインナイフやカッターよりもはさみの方が正確に、効率良く作業できることがわかりました。


ガスケットの製作

ボルトやダウエルピン等、はさみで切り抜くのが困難な円はポンチで抜きます。
このポンチ、私はレザークラフトもやっているので元々持っておりました。革にボタンや鋲を取り付ける為の下穴を開ける道具です。
しかしながらホームセンターでも普通に売っている道具なので、他にもいろいろな使用用途があるのでしょうね。ホームセンターで200円ほどで入手できます。


ガスケットの製作

印に合わせてポンチを置き、ポンチのお尻を木槌で叩いてガスケットを抜きます。 穴の大きさは当然ボルトやダウエルピンの大きさによって異なるので、ポンチもいろんなサイズがあると便利ですね。


ガスケットの製作

そんなこんなであっという間にできあがったガスケット。
ポンチのお陰で予想よりも綺麗に仕上がりました。

これまでの流れを見て頂いたら分かる通り、とても簡単な作業です。使用する道具も鉛筆、はさみ、ポンチの3点だけ。これならテレビを見ながらでもできますね。

ただし、この方法はクランクケースカバー等のごくごく一般的なガスケットに限った話で、シリンダーベースガスケット等、強い力が掛かる部分には使用できません。そういう場所はそもそも素材からして違うもの(メタル製)が使用されています。


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