KAME life

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AMPマルチロックコネクターの入手方法

※ この調査は2018年5月に行ったものです。

ハーレーやBUELLには国産車では見かけない種類のコネクター(カプラー)が多く使われています。

その中でもヘッドライトやスイッチボックスのような電装部品の接続に使われており、一般ユーザーでも触る機会が多いのがAMPコネクターとかAMPタイプマルチロックコネクターとか呼ばれるタイプ。サービスマニュアルではAMP MULTILOCK ELECTRICAL CONNECTORSと記載されています。

わたしはBUELL XB9Rのヘッドライトの配線修理の時に初めてこのコネクターを触りましたが、


等々、大変苦労したのを覚えています。

そこで今回はそんなAMPタイプマルチロックコネクター(以下AMPコネクター)について、まずはわたしが調べたことと入手方法についてご紹介しましょう。


AMPってなんやんねん!!


まず最初に、AMPコネクターとはこういう形状のものです。

AMPマルチロックコネクター

AMPマルチロックコネクター

AMPマルチロックコネクター

このような四角い形状のコネクターで、端子が1列もしくは2列に並んでいます。色は黒色が圧倒的に多いけど、XB9Rのヘッドライトの接続部分は白色だったなぁ。


このコネクター、なぜAMPとかAMPタイプという呼ばれ方をしているのが不思議で少し調べてみると、それはAMPというアメリカの会社(Aircraft Marine Products)が作った製品だから。多分。

このAMPという会社は創業1941年という歴史ある会社のようですが、1999年にタイコという巨大なグループ企業の一部となりAMPという会社は無くなってしまいました。

しかしながら会社が合併された後でもAMP時代と同じコネクターがタイコエレクトロニクス製として製造されているので、AMPタイプという呼ばれ方もされているのかもしれません。

こういう経緯のある会社なもんですから、バイクパーツ以外の分野では同じ製品をタイコタイプとか呼んでいる例もあるのです。とてもややこしいですね。


AMPコネクター、・ターミナル(端子)の入手方法


BUELLというメーカーは無くなってしまっておりますが、同じくAMPコネクターを採用するハーレー(96年モデルからだそうな)はまだまだ現役で、しかも人気の高いメーカー。

加えて、ハーレーと言えば社外パーツの豊富さが魅力の一つですから、このAMPコネクターやそのターミナル(端子)もきっとそこらへんにごろごろ転がっているんだろうなぁ。


・・・と思っていたわたしは甘かった。

実際に調べてみると意外と入手する方法は限られていることが分かりました。


ハーレーのディーラーに行けば手に入ります。

なんといっても現行車に使われている部品で、コネクターやターミナル単体でも部品番号が設定されているのですから、ディーラーに行けば間違いなく入手できるでしょう。

しかしディーラーなので特別お安く購入できることはまずないでしょうし、気軽に部品を買いに行けるような距離に必ずしもディーラーがあるとは限りませんよね。

なのでこの方法は最終手段。とはいうものの、必ず入手できるという安心感があるのはよいですね。


純正部品をネット通販で買う

お得に、どこでも、ということであれば真っ先に思い付くのがネット通販。

しかしながらネット通販で購入しようと調べてもハーレー純正部品のAMPコネクターを扱っている店舗は少なく、またあったとしても長らく売り切れだったりしました。

ハーレーのパーツ、しかも多くの車種に共通して使用されている汎用部品なんだからそこらへんにあるだろうに!と思っていただけに、これはかなり意外。

なんで!?みんな電装触らないの?

という疑問が湧きますが、多分ネット通販で購入する人はわざわざ純正部品を購入しないのかもしれませんね。何故ならネット通販なら他の選択肢があるからです。


社外品をネット通販で買う

多分これが一番メジャーな方法ではないでしょうか。

AMPコネクターという呼び方が示す通り、これらの部品はハーレー社が作っているわけではありません。中身が同じなら、社外メーカーが販売しているものでいいってわけ。そちらの方が安いですし。

しかしながら通販で簡単に見つかるものとなるとかなり選択肢は限られます。

AMPマルチロックコネクター

使い捨てで消耗品となるターミナル(端子)はDAYTONAとNAMZ(ナムズ)、コネクターはNAMZのもの位しかわたしは見つけることができませんでした。NAMZというのはNAMZ Custom Cycleのことで、アメリカのカスタムパーツメーカーのようです。

コネクターを購入するならNAMZ製がお手軽。探せばV-TWIN等から出ているかも知れませんが、ネット通販で簡単に見つかるのはNAMZの製品です。
ターミナルを手軽に、早く入手するならDAYTONAの製品がオススメ。オスターミナルの品番が74074。メスターミナルの品番が74075です。
とにかく安いのがいい!という方はNAMZの100個入りがオススメ。わたしが調べた中では最安値。でも100個は多すぎ?また、海外発送なので少し時間がかかります。
なお、BUELLやハーレー用のAMPコネクターには2種類のサイズが使われています。多く使われている標準的な大きさのものと、それより小さいタイプ。小さい方は040シリーズと記載されているので、間違えないようにしましょう。040シリーズの小さいターミナルやコネクターはNAMZ製のみ見つける事が出来ました。


AMPコネクターの汎用品を流用できるんじゃないの?


ハーレー純正部品だろうがNAMZだろうが、製造元は旧AMP社であるタイコエレクトロニクス。しかもタイコエレクトロニクスの中でも日本法人であるタイコエレクトロニクスジャパンが供給元であるという噂もあるみたい。

日本製の部品をアメリカのNAMZからわざわざ取り寄せるより、供給元であるタイコエレクトロニクスの製品を国内のショップから買う方が絶対安いんじゃない?


と思い立ち、探してみた結果・・・あった!これだ!

AMPの070シリーズ(非防水)が該当するようです。
残念ながらコネクターはほとんど見つかりませんでしたが、見たところこのターミナルはなんだか使えそうな感じ。

ちなみに、小さい方のコネクターの場合は040シリーズの端子が該当するようです。


AMPマルチロックコネクター

本当に使えるのか気になったので、早速取り寄せてみました。AMP製070シリーズのF端子で、F070-AMP-05125という型番のものです。

一個あたり48円なので、ハーレー純正部品はもちろんのこと、DAYTONAターミナルよりかなり安いです。100個買うならNAMZが一番安いけど。


AMPマルチロックコネクター

AMPマルチロックコネクター

見た感じは純正部品と全く同じ。製造元が同じなのですから、当たり前と言えば当たり前なのですが。ちなみに今回取り寄せたAMP製品の方は同じ070シリーズでも細い配線用のタイプもあるようですので、注文時は注意が必要です。


AMPマルチロックコネクター

圧着して、きちんと純正部品のコネクターにも入ることを確認できました。

正直なところ、ターミナルの値段が純正の半分で済んだといっても金額的なメリットはごくごく小さいものなのですが、こうやって知識が増えるというのはなんだか楽しいものです。


AMPコネクターの入手方法についてまとめ



最後に各メーカーの品番を記載しておきます。

発売元 オスターミナル メスターミナル
HD純正 73190-96
10個で870円
73191-96
10個で870円
DAYTONA 74074
10個で756円
74075
10個で756円
NAMZ NA-173645-1
100個で3,794円
NA-173631-1
100個で3,796円
(AMP汎用端子) ??? F070-AMP-05125
1個で48円
恐らく記載ミスだと思うのですが、ネット上ではメスターミナルの純正品番がオスターミナルと同じ73190-96になっていることが多かったです。

AMPコネクターの使い方はこちらのページでご紹介。綺麗に圧着するには良い道具を使うのがポイント?



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