KAME life

スチールガレージで2台のBUELL生活を満喫中。

Buell M2 cyclone
エンジンパーツの収集(その1)


フレーム・ホイール・スイングアーム・フロントフォークと、シャシーに関してはだいたい部品が揃ってきた私のBUELL M2サイクロン。

シャシーだけでは当然バイクは完成しないので、並行してエンジン部品もコツコツ集めております。


パイプフレームのエボ系ビューエルといえばスポーツスターのエンジンをベースとしたチューンドエンジンを搭載していることが大きな個性なのですが、あくまでもチューンドエンジンなので部品の大半はスポーツスターと共通なのです。

共通ではないのは軽量なクランク、高圧縮・大口径バルブのシリンダーヘッドで、これらはビューエル専用部品となっています。
年式やモデルによっては更にカムやピストンもスポ―ツスターとは違うものが使われています。

シリンダーヘッドはライトニングヘッドサンダーストームヘッドと呼ばれる2種類のヘッドがあって、ライトニングヘッドはS1や初期のM2に、後者は後期のM2やS1W、X1に採用されていました。ライトニングヘッドではスポーツスターと共通のピストンが使用されていたようですが、サンダーストームヘッドでは専用のピストンを使用するように変更されていたみたいですね。

このシリンダーヘッドはスポーツスターにポン付けできる手軽なチューニングパーツであることから、結構人気の高い部品のようで、15年以上昔の中古部品であるにも関わらず結構なお値段で取引されています。

このページを作成した2017年時点で、中古のエンジンASSYがおよそ8万円から12万円程度で、シリンダーヘッドは前後セットで3.5万円から5万円程度で取引されています。


BUELLエンジンといっても、いろいろあるよ!


Buell M2 cyclone エンジン型式

そんなビューエルエンジンを探す上で気を付けなければならないのが車検証とのマッチング。

一口にビューエルエンジンと言っても様々な型式のエンジンがあるので、車検証に記載されている型式と同じ型式のエンジンを探さないといけません。
この型式はクランクケースに刻印されているので、正確には車検証に記載されている型式のクランクケースであればOKです。

もちろん、エンジンの型式が車検証と異なる場合でも改造申請を行うことで公認を取得することは可能なのですが、エボ系ビューエルの場合はエンジン型式が違っても中身にそれ程大きな差がないので、わざわざ改造申請をしてまで載せ替える程のメリットはないように思います。出力が大幅に向上!とかなら分かるのですが、せいぜいシリンダーヘッドかカムが変わる程度の違いですしねぇ・・・。


エンジン探しの話に戻りまして、私のM2サイクロンの型式は車検証の写真の通りKS11。エンジンの型式もKS11。なので、そのKS11のエンジン(もしくはクランクケース)を探す必要があります。

いろいろ調べた結果、6年間に渡るM2サイクロンのラインナップの中で、ざっくり分けると下記3種類のエンジンが存在していたようです。

種類 型式 シリンダーヘッド
KS11① KS11 ライトニングヘッド
KS11② KS11 サンダーストームヘッド
LS11 LS11 サンダーストームヘッド

カタログスペックでは、ライトニングヘッド仕様が83ps、サンダーストームヘッド仕様が91ps。
実際にはKS11②の中でもオイルラインの変更でクランクケースの形状が異なるものがある等、もう少しエンジンの種類は多かったみたいですが、現在調査中。なかなか情報が少なくて困っています。

最高出力にはそれほど拘りはないし、そもそもシリンダーヘッドは後々どうにでもなるので、まずは1997年から2000年頃まで採用されていたKS11のエンジン、もしくはクランクケースを探すことにしました。


まずは最も重要なクランクケースをゲット!


Buell M2 cyclone クランクケース

待つこと1カ月程度、意外とすんなりとクランクケースをヤフオク!でゲットしました。
エンジンASSYだとどうしても予算オーバーだったので、まずはクランクケースとクランクのセットを入手。オイルポンプとコイルが付属していて2万円程でした。

ビューエル専用部品である軽量なクランク(フライホイール)はともかくとして、このクランクケース自体はスポーツスターと共通なので、機能的には必須なな部品ではありません。しかし、前述の通りエンジン型式はクランクケースに刻印されているので、法的な意味でこのケースはとても重要なのです。
なお、長いことヤフオクをチェックしている限りでは、運が良ければクランクケースとクランクのセットは8千円程度でも入手できることがあるようです。


Buell M2 cyclone クランクケース

もちろん、KS11の刻印付き。
エンジンナンバーの解読方法はまだ理解できていないけど、「Y」がフレームナンバー同様年式を表すのであれば、2000年モデルのクランクケースかもしれませんね。


しかしながら・・・

Buell M2 cyclone クランクケース

スポーツスターではオイルラインの変更に伴い、2000年モデルからクランクケースのここの部分の形状が変更になっているはず。

どういうことかというと・・・


10%OFF AM5_DS-174383 91-99年XL用 カムカバーガスケット


99年モデルまでのスポーツスターのカムカバー合わせ目のオイルラインの形状がこんな感じ(ガスケットの上部分の細長い穴のところね)であるのに対し・・・


10%OFF 【取寄】15-0385 カム カバー ガスケット XL 1991-UP


00年から03年モデルまでのスポーツスターのカムカバー合わせ目のオイルラインの形状がこんな感じに変更されています。ガスケットに、ボルト以外の穴が複数追加されているでしょ?

今回入手したケースの形状は、このガスケットがぴったりと一致するので間違いなく変更後のものになります。 M2サイクロンでは、2001年からは型式はLS11になるはずだから、このオイルラインの形状のKS11エンジンは2000年式しかないはず・・・と勝手に思い込んでいたのですが、ふと手持ちの2000年モデルのM2サイクロンのパーツリストをパラパラめくってみると・・・・


Buell M2 cyclone クランクケース

あれぇっ!?
どう見ても99年までのスポスタと一緒!!

パーツリストのイラストが間違っているのか、それでもスポーツスターでの変更が必ずしもビューエルに当てはまらず、このクランクケースは2001年以降のものなのか・・・いやぁ、でも2001年からは型式はLS11になるはずだしなぁ・・・。じゃぁ、このクランクケースは何なのっ!?

ド素人のわたくしにはまだ答えは分かっておりませんが、クランクケースに合うカムカバーを探せばいいだけでもあるので、あまり気にしないようにしましょう。いやぁ、でもやっぱりなんかモヤモヤするなぁ・・・。


Buell M2 cyclone クランクケース

クランクケースのレフトサイド。

エボ系ビューエルのエンジンと言えばカセット式のミッションが特徴ですね。不具合の多いことで有名な部分でもありますが、クランクケースを割ることなくミッションを交換できるのはすごいと思うのですが・・・。残念ながらXB系ビューエルでは廃止されてしまいました。


Buell M2 cyclone クランクケース

嬉しいコイル付き。
エボ系ビューエルのエンジンではクランクケースにも放熱フィンが設けられており、とてもカッコイイです。これも、残念ながらXB系では廃止されてしまっています。


Buell M2 cyclone オイルポンプギア

こちらは反対側のクランクケースライトサイド。

クランク軸と直角に交わっている軸はオイルポンプの駆動軸で、この軸はクランクシャフトからスクリュー状のギアを介して駆動されます。

ものすごく繊細そうなギアですが、その見た目通り摩耗や粉砕といったトラブルが報告されている泣き所の一つ。こういう部分に限って、後のXB系ビューエルにもしっかり継承されていたりします。


Buell M2 cyclone オイルポンプ

オイルポンプはボルト2本で固定されているだけなので、簡単に取り外すことができます。


Buell M2 cyclone オイルポンプ

スポーツスターでは2001年と2007年にオイルポンプの改良が施されているようですが、取り外したオイルポンプは大きさ的にどうやら2001年以降のものっぽいようです。
ということは、やっぱりこのケースは2001年以降のもの?それとも前オーナーがオイルポンプのアップデートを行っていた?
中古部品なので正解が分からずモヤモヤします・・・。


Buell M2 cyclone オイルポンプ

Buell M2 cyclone オイルポンプ

手持ちの2003年式XB9Rのオイルポンプと比較してみると、刻印の文字の形は違うものの、番号と各部の寸法はほぼ同じでした。
ということは、やっぱり2001年以降のオイルポンプということですね。



エンジン部品の収集(その2)へ

Buell M2 サイクロンのページに戻る

ページのトップへ戻る